じゅげむじゅげむ



女性向け同人のテキストを読むたびに思うんですけど、


「後孔」ってどうなのか、 


とか思うのは俺だけなのか。
かなり「後孔」率高いよなと思うんですが、
これ、何て読むんですかね。やっぱ「ごこう」なんですかね。
私、もーこれ見ると、「じゅげむ じゅげむ ごこうのすりきれ」てのが頭に浮かんじゃってさあ(笑)  てか、ほんとに、「ごこうのすりきれ」だし(笑) 南無、って感じですよ。
自分的に何が可笑しいかっていうと「孔」の字で、これ、小学校の理科で見せられた「葉の裏面の気孔」のイメージなんすよ。あの、遮光土器の目みたいなやつ。けっこう怖いのね、あのフォルムが。(気孔とかけっこう怖くないですか)
そんで、どうも「ごこう…」って感じになるのであった。


しかし!
じゃあ、「後孔」以外にどんなフレーズがあるんだよ、と言われると、ハタと立ち止まるわけです。
やっぱりよ。くさっても女性向け、やはり、そのワールドにおいて、「肛門」の二字はあまりにも重い。思わず、「♪じーんせーい…」とか歌いだしたくなるぐらい、ちょっとこう、正視できかねるものがありますね。
なので、みな、比喩表現を探すわけでありますよ。わたしもこれ、結構悩みどころですよ。前は「チン呼」が悩みどころだったわけだが、なかなかどうして、こっちも悩めるポイント。一個か二個、「まあこれかな」っていう自分的に使用を許せる言い方があったとして、そればっか使って書いてると、やっぱこれだけじゃダメかしら…みたいな気持にもなり。もっとこう、バリエがほしくなったりする。その点、「後孔」は準名詞のように何度でも繰り返し使えて、使い勝手がいいんだろうなあと思ったり。


ですけれど、やおいとかBL以外のテキストで、「後孔」って、普通に見ます??
私の読書が狭いだけなんだろうか。全然、見かけたことって、ない。
やおい・BLの用語は、結構男性向けからの輸入だったりしてるみたいだから、男性向けポルノでは市民権を得た表現なのかな。


同人テキストを読むたびに今日もまた「後孔」に出会うわけですが、ときどき、「ごこう…」とか、立ち止まってしまうわけなのでした。「つぼみ」系も焦るけど、後孔に比べたらいいかもしんねえ…(自分的に)とか思ったり。「つぼみ」系は比喩つうか言いかえというか、たとえの範疇なわけですけど、「後孔」は何つうか、「用語ですから」って感じで逆に、興がそがれたりもする。たかが尻子玉ひとつ呼ばわるだけで難しいよな。悩めるわ。全部「肛門」で押し通したらどうなるのかとか、ちょっとこう、考えてみないでもない。
ドリーム小説のシステムを利用して、自分の好きな用語を代入して読めるエロテキストとかあったら面白いかもな。したら色々代入して、効果を比較するわ。あんましボカしすぎるのも、男らしくないというか潔くないというか、かえって、小ざかしい感じがするんですよね。なんじゃそら、みたいな。そのへんのバランスがむずいよなー、と思う。