祭?





只今、絶賛出血中なわけですが(月経系の話題が嫌な方は退避!)
夏期休暇第一日目の今日が「二日目」という、マジゆううつな有様。
でもこの状態で会社に行くことを考えたら、すごい良かったのかも…
も、今回、これは何かの祭か? ってぐらいの量で軽く唖然。
よく、昔(中学生の頃とか)、「大人になると楽になる」みたいなこと言われてましたけど、
嘘だね!
年々重くなってますよ、コレ。わたし、十代の頃、全然、「重い」って実感したことなかったもんなあ。嫌だなーめんどいなー、ぐらいの認識しかなかった。それが。23越えたあたりから「なんじゃあこりゃあ!」みたいな。「痛ぇ…!」みたいな。思わず優作になっちゃうぐらい、重たくなりましたもの…
こんなことを言うと、不妊治療と闘ってる人に怒られてしまいそうなんだけど、
ほんと、全ッ然今産む予定とかないって言うのに、なんで、毎月律儀にコレに耐えてるんですか自分〜? とか、本気で問いかけたくなる。
今日一日、水を詰めた皮袋のようにぐったりと寝てました。
しかし、夏期休暇ででもなかったら、この有様でも会社に行くことになっていたのだ。
ちょっともー、「生理休暇」なんてほんと、絵に描いた餅ですけども。
問答無用で休ませてくんない? ってぐらい、辛いときありますよね。
ほんと、これ、本気に「生理」ですか? いや、マジ、辛いんですけど!? ってぐらい、辛いよな。なんかねえ、これ、たしかに病気じゃないけど、なんでも「生理」の二字で片付けるのには無理を感じるよ私は。
とりわけ、PMS。私、これほんと、最近むちゃくちゃ重たくなってきて。今月とか、本当に朝起きられなくて、「ズドーン…」ていう感じでですね。もうだめだ、動けないー、という感じで。だけど、ほんと、必死こいて会社行ったわけよ。「だるい」「起きれない」で休んでられない! ぐらいの気持で。
だけど本当は休みたかったの。ああ、これでも行かなきゃいけないの、と思ったら涙出たもの。
しかし、「これで休んだらいけない」みたいな意識も、また抜きがたくあり。
「病気じゃないんだ」みたいな気持が内面化されて自縄自縛になっている。だけど、これが「病気」じゃなかったら一体何が「病気」なんだ!? ってぐらい、体は辛かったわけで。


なんつかこう、月経のときに、ほんとに自然に、違和感なく、休めるようであってほしい。全休は無理でも遅刻とか。早退とか。熱があって喉がはれ上がっても、マスクして「おりゃ!」で出勤しますけど(なみだ目だけど)、PMSのときは、ほんっとに、無理だもの。
「生理」の二字のもとに、どれだけ多くのものが押し込められ、かえりみられないできたのか? ってことを、最近、とみに考えるわけです。そりゃ「穢れ」とかよりはいいけどね。「穢れ」なんかじゃない、これは「生理現象」なんだ! っていう転換は前進だったと思うんだけど、そこから時は流れて、今はまた、さらに次が必要になっている気もする。
「生理」だから「しょうがない」「耐えなきゃいけない」「だまってひっそり我慢する→我慢しろ」っていうんじゃなくて、場合によっては「いやー、ちょっと、生理じゃすまないんですけど」っていうような症状もあって、そしてそれは、わりに、多くの人が抱えてることだ、っていうことを、もっと、分ってくれよなあと思う。
なんかこう、婦人科系の症状を訴えるのは「甘え」だ、みたいな見方ってあるけれど、それはなんか、納得いかない気持がする。「はしたない」「だまってひっそりしているのが花」みたいな。避妊を語る居心地の悪さとも通じるものがあるよな。
「たしなみ」の中に下半身の問題を抱え込んでいないで、もっとこうオープンに「困ってる」とか「辛い」とか言えて、そこにプレッシャーが伴わなくて、そんでその状態が、ちゃんと「不調」とか「症状」とかっていうふうにフランクに認識してもらえる世の中になればいいのになと思う。
男の無知無理解という問題もあるけど、女同士の温度差とか、もっと進んで足の引っ張り合いとか、そういう問題もあって、すごい根深いなあ… と思うのだった。(うちの会社なんかはそう。) 上の年代からの、「私の時代はそんなこと言えなかった(→だからお前も黙っていろ)」圧力とか、世代は一緒なのに、親からなのか社会からなのか、そういうことを言うのは「はしたない」っていう認識をガッチリ内面化してる層もあったり。ひとくちに「女」って言ったって本当に、むちゃくちゃデコボコだから、すごいむずかしい。
だけど、今のままだと、やっぱり、とても窮屈なので、もうちょっと楽になってほしいー、というのが、30手前の女子の偽らざる実感であります。 
・・・といっても、たとえば阿部しんぞうとかは、別段、何もしてくれないんだろうなあ。
「であります」って言ってるだけだと、ダメだっていうのは分っているんですけど。