着てみた。

何をって、アンダーシャツですよ。
買ってきましたよ。ちゃんと、紳士肌着売場で!
や、もうね、ずっと前から心に決めていたんですよ。
休みになったらアンダーシャツ買いに行こうって。
今は冬用下着のセールが幅をきかせてましたけど、
ちょっと奥まった方から、丸首半袖のを探して買ってきました。
やー色々種類がありまして、汗取りパッドつき、というのもあったんですが、
そこまでいくとむしろ「小賢しい」という感じなのかしらと思ったし個人的にもなんとなくヤだったので、
普通に綿100、抗菌消臭加工付きのにしてみました!
(抗菌消臭加工は普通にアリなはず!)
メーカーはやはりグンゼで!
他のも一通り見たんですけど、
B.V.D、Kaepa(ケーパ)、チャンピオンとあったんですが、どれも「in U.S.A」って書いてまして。ああー、ダメだなーと。
余談ですけど、下着は、やっぱグンゼ強し!って感じですね。
「ドイツ生活情報」様によりますと(http://www.mcfh.net/germany.htm)、
日本の綿製品のほうが、現地のものよりも良質で安いそうです。
頑張れグンゼ!(あんまり関係ないけどグンゼのサイト http://www.gunze.co.jp/


さて、そんなわけで、延々と考えた挙句、レジに持っていったわけですよ。シャツを。
も、この人、なんでこんな嬉しそうに紳士肌着買っていくの? って感じですよ。つとめて平静を装っているのに、顔が、顔が笑う! あきらかにニハニハしてたと思います。

そんなわけで、懐にアンダーシャツを呑んで家に帰ってきまして。
風呂に入る前にあらかじめパッケージを開けてシールとか剥がして、真っ白な綿シャツをベッドに広げて準備万端整えまして。
沐浴後、スキンケアとか全部やってボディローション塗ったりして微妙に先に伸ばしたりなんかして、いざ、「さあ、着るぞー!」つって、着たわけですよ!



・・・・・・別に、全然普通の木綿のシャツでした。



あれ? あれ?? おかしいなあ!!!
もっと、こう、めくるめく感動とか湧き上がる陶酔とか、あるものなんじゃ、ないの?
あれ、なにか、違うっつうか全然普通っつうか、ただの白いシャツですよね、って感じなんですが。いったいどこで道を間違えてしまったのかしら。最初からだ!って話なんでしょうか。なにか、ふと、物悲しい気持に襲われてしまい、しげしげと真っ白な綿100シャツを眺めた次第です。
つうかよ、私の肉体の上に着ても、全然ダメだっつうの今更ながら!
ただの、可も不可も無い白いシャツだっつうの!
しかも紳士Mってサイズでかいから、肩とか首周りとかダブついて、あからさまに無理がにじみ出てるっつうの!
っつか、アンタ、ちょっと、やっちゃったネ☆って感じだっつうの!!!



私は、アンダーシャツに、一体何を求めていたのでしょうか。
炯々と輝く木綿の生地が、己の痛さを照らし出す。
・・・白さが目にしみる!