父的ナンバーワン

「行く気力が出ない…」と渋っていた家族のメシ会ですが、
結局、遅刻もせず、行ってきました。
メシは非常においしかったです。
しかし、常時満員なのにシェフたった一人、という店だったので、
料理が出てくるのが非常に遅く…
一品来ると、次が来るまでがものすごく開いてしまうので、
最初は活発に会話が進むものの、だんだん、ネタも切れてくるわけですよ。
そんで、「ハァ……」という沈黙が訪れたので、
えーと、共通の話題!と思って、
「おとうさん、私、まだ、ヒカ碁のお金払ってなかったよね! ありがとう!」
とかいう辺りから、ヒカ碁に話をもっていったわけですよ。
「私、この間またヒカ碁読んだんだけどさ〜 
 ホン・スヨンいるじゃん! わかる? スヨンいいよねー!
 スヨン、どうですか?」(※モリイは、スヨン大好き!)
とか熱く押したらば、
父:「いや、だめだな」
私:「えっ、なんで! 越智の方がいいの?」
父:「越智って… あの、爺さんが金持ちの奴だべ? いーや」
私:「…じゃあ、父さんは誰がいいのっ?」
父:「俺は……」

弟、妹も、身を乗り出したわけですよ。
したら。


父:「俺は、やっぱり佐為だな!」


佐為ィーーー!!!


私:「佐為!! おとうさん、いい人だねっ!!
父:「いい人って…
   俺は、やっぱり佐為とね。あと虎之助と」
弟:「虎次郎でしょ」
父:「虎次郎かっ? とにかく、秀策は、ほんっとにすげえんだよ。
   感性から何から全然違う、飛びぬけてるって言われてんだよ。
   だからね、佐為はね、すごいね」


へェーーーーーーーー


私、全然碁のことを知らないでヒカ碁を読んでるわけですが、
囲碁をやっていて読んでる人には、もっと、全然違う見え方があるんだなあと思いました。
父には、佐為が、こういう風に見えるんだなあと…
囲碁を知っていたら、作中の盤面とかも、もっと深く分かるんだろうし。ヒカ碁が、もっと深く面白くなるんだろうなと。囲碁が分ってヒカ碁を読んだらもっと凄いんだろうなあ。
とりあえず、父のナンバーワンは佐為だそうです。


佐為いいよね。