おどろいたー。

●「ジェンダーフリー」とは(↓)


http://seijotcp.hp.infoseek.co.jp/genderfreeQandA.html



思った以上に、トンデモな言説が飛び交っているようです、「ジェンダーフリー」界隈。
なんかもう、バッシングとかいう以前の…
「更衣室も共同にせよという主張」とかよ! ありえねえだろ!
むしろ、「小学校で、女子も男子も教室で一緒くたに着替えするのはおかしいじゃん!」という主張を、フェミの側が、行っていったんだろ? それも、かなり「懐かしの出来事」というかですね、今さっき起こったようなことじゃないんですよ。参るよなあ。知らなすぎですよ。


大学の二年だったときに(てことは五年位前ですか)、
古典文学の研究会にちょっとだけ入ってて、そのOBの人らと飲み会の機会があったんだね。
そんで、一緒のテーブルに座ってた、中学校教師の男性OB(30歳手前ぐらい)が、
「どんな勉強やってるの?」っていうので、私、
ジェンダー研究とかフェミニズムとかに興味があります」って言ったら、そいつさあ、
「ああ。俺は、そういうの、流行りの学問だと思ってるから
キタァーー!!!
いやー、「流行りの学問」だって。バーカ。もう、50年(もっと?)以上前から、存在してるっての。で、日本は、「10年遅れてる」って、バカにされてるんだっての。
その日本でさえも、「流行り」も一周回って、「次どうしようか?」って段階に来てるんだっての。
そういうやつがさーあ、あまつさえ、中学校の教壇に立ってるんだって。恐ろしい!
知らないだけなら許すけど、その、
第一声「ああ」ってのに、「くだらねェ」感が、満ち溢れてたんですよ。
しかし、そこで、「こいつ、何言っても無駄だ」って思って、軽蔑をこめて「へェ〜」って微笑んだけど、それだけにとどめたのは、やはり、すごくいけなかった、私。
敢然と反論するべきだったのに、場の雰囲気を優先しちゃった。ケンカになる、とか思って。斎藤美奈子さんの本で『物は言いよう』ていうのがあって、「FC(フェミ・コード)」的にひっかかる「微笑ましいご発言」の、「微笑ましさ」を解きほぐし、「なぜFC的にNGなのか」を説明した本があるのですが、これくらいの論理展開(それも平静かつ冷静で、切れ味が鋭い)が即座に出来るようになったら、ものすっごくいいのに。

「男はみんな黒豹」発言とかよ。冗談じゃねえっつんだよ。私が「謝ってほしいよね、これは!」と憤っていたら、母が、「というか、福田と一緒にされた黒豹も迷惑だよ!! 黒豹にも謝ってほしい!」と言ったのでウケました。その通りだ(笑)!
そういう「ご発言」、21世紀に入っても、後を絶たないわけで。ていうか、政治家って、「ご発言」をやらかしちゃっても、エヘエヘ笑って謝ればいいって思ってるあたり、ほんと終わってるよね。そんで自己弁護しだすじゃない。「そんなつもりじゃなかった」とかって。「つもりじゃない」のが問題なのに、「もう表立って言わなきゃいいんだろ。まったく、女性は怖いねェ…」で完結して、全然、己が不明の根本に反省をいたしていないじゃないの。そんな人が平気で政界のトップクラスに居座ってる以上、真っ当な世の中は遠いのかも… と思ってしまう。
とりあえず、『物は言いよう』、読み直そうっと。