ふくもと塚歌劇団

すべての道がふくもとに通じてしまう今日この頃、みなさまいかがお過ごしですか。ヅカを見ても福本、なのか…! 咳をしてもひとり、と、どっちが強烈なのでしょうか。
と、いうわけで、ふくもと・バイ・ヅカで考えてみました。


〜〜ふくもと塚歌劇団〜〜


 天組(トップ・天貴史)
 白組(トップ・赤木しげる
 銀組(トップ・平井銀二)
 賭組(トップ・娘役 伊藤カイジ
 零組(トップ・宇海零)




・天組・
トップを中心に、重厚な大人の雰囲気。荒事、アウト・ローものを得意とする。一番手の天はヅカらしからぬ雄渾かつ豪快さを持ち味とし、磊落な性格で広く慕われている。「永遠の二番手」原田克美の小回りの利いた演技も魅力。三番手・井川は白組への移籍を熱望していたが、「キャラの違い」を理由に未だ果たせていない。



・白組・
ピカレスク・ロマンを得意とする。トップ赤木しげる(愛称 アカギ)の存在感は絶大。入り待ち、出待ちにはコアなファンが沿道を埋め尽くし、なかに男性のファンが多いのも特徴のひとつ。しかし、本人の天衣無縫なふるまいから、「真夜中に板前を叩き起してふぐ刺しを作らせた」「にも関わらず、一枚しか箸をつけなかった」など、伝説には事欠かない。最近沢尻エリカの舞台挨拶が世間を騒がせたが、女王様ぶりはこちらが本家で、次々とタブーを打ち破る言動に関係者一同ハラハラし通し。しかしながら、ミスで落ち込む団員を「ヘナヘナするなっ…!」と一喝するなど、熱いソウルで絶対の信頼を勝ち得ている。自ら「人の心を喰う」と発言する演技力にも評価が高く、専科・鷲巣巌を迎えての「イーピンと共に去りぬ」は異例のロング・ランを記録した。



・銀組・
トップ平井銀二(愛称 銀さん、フィクサー)のオーラがあまりに圧倒的なため、一度見たら必ずファンになる、「一夜一殺」の例えで知られる組。
若手ながら頭角を現し、二番手にのぼった森田鉄雄への、平井の熱烈な指導は有名で、他の組に「他流試合」に出す厳しさ、同居もいとわない親身さでサラブレッド教育を行ってきた。トップ引き継ぎは時間の問題と思われたが、「KAMUI」終演後、森田が突然の引退を発表。平井の落込みは甚だしく、一時は真剣に引退を考えたようだ。が、「神馬、その名はラムタル」で、その考えを撤回。「灰になるまで」と決意を固め、再び、闘いに舞い戻った。



・賭組・
歌劇団唯一の、トップ娘役優位の組。伊藤カイジの愛らしさがすべての原因だと言われている。伊藤のトップ就任時から、遠藤、利根川、兵藤… と、組む男役が次々と変わっていくのも特徴的。現在は愛称「ぼっちゃん」こと兵藤和也がその位置にあり、しばらくはこのコンビで安定するのではないかと思われる。
心揺さぶるサスペンス、オリジナリティあふれるギャンブルを散りばめた大河ものが持ち味。
ちなみに、エトワールは常に一条である。



・零組・
本年新設された五つ目の組。新星・宇海は、そのキャラクター性から賭組、白組への配属も予想されたが、今回、いきなりの大抜擢となった。トップ宇海を筆頭に個性的な顔ぶれを配し、賭組をもしのぐ大がかりな舞台装置を駆使して、独特の世界を描き出している。
少マガ劇場での公演は当たらないというジンクスもあったが、打破することができるかどうか、ファンの期待が集まっている。



心あるヅカファンに怒られてしまいそう…!
大目に見てくださいね。