鷲巣さまといっしょ(「アカギ」14〜19巻)


「アカギ 〜 闇に降り立った堕天使 〜 」既刊読了です。
「堕天使」とか、ワタシが言ってるんじゃないですよ。鷲巣さまが言ってるんですよ。
いやもう、ほんと、読むほどに鷲巣さまに夢中…!
前に、「(アカギに)負けてく雀士達が好きになる」って書いたとき、「でも鷲巣は例外…?」とか言ってごめん! ごめんワシズ!!


この漫画、12巻を過ぎなんとするあたりで、もはや「アカギ」ならぬ、「ワシズ」に!!!!
14巻以降は、感情移入すら、鷲巣さまに持っていかれたわ。
「あーっ! ウーピン…!!!!」
「えっ… サンピンー!???」
本気に、しげるが憎たらしくなってくる始末。ウーピン切りリーチ、腹立つっ…!(笑)


これまでも「死んじゃうツモ」など数々の名言を繰り出してきた鷲巣様。
14巻早々、やってくれた…!

「通用しませーんっ!」


電車の中で、吹き出しちゃっただろうがっ・・・!!!

思えば、この一言で、覇王の波に持っていかれてました。
これ以降の鷲巣さまは本当にスゴイ!
その後のはしゃぎぶり、走り回りぶりといったら物凄く、まさに鷲巣劇場。
リアクションのキレのみならず、部下とのシンクロまでも発生し、まるで、小山ゆうの漫画を見ているかのような錯覚に…!
堪能したっ。鷲巣スペクタクルっ…!


鷲巣さまの何が面白いって、なんか、造語っていうかネーミングっていうか。
「射ッ!」って!
さすが、コンサルの王はセンスが違います。
「大理石の壁っ!」とか、秀逸よね。

あと、何がすごいって、
「部下による、鷲巣の暴牌を諌める説得(及び鷲巣さまクールダウン)」のために、お話が全然進まないという…!(笑)
この「こらえてください鷲巣さま!」に、ほんと、ものすごい分量をつかってますよ…! この漫画は!
白服による、
「鷲巣さまはきっと和了ってくださる!」
「なんだかんだ言っても、最後にはきっと和了ってくださる!」
には、本当に大笑いしました。なんなんだこの人たちは…!(笑)


鷲巣さまって、もー、本っ当に嬉しそうですよね。アカギと闘ってて。ここまでアカギとの勝負を満喫した人って、いないよ。結果全財産むしられたとしても、もう、満足じゃん。結局覇王は自分の目的を達成、あびるようにアカギを堪能したわけで、もうさ、誰も、この人にゃかなわねえよって話ですよね。なんてやつ…!(笑) うらやましいです、鷲巣さま。
そんな鷲巣さま、17巻以降は、とうとう表紙にまで進出ですよ。
帯を外すと、鷲巣が怖い…!
今までずーっとアカギの一人表紙で来てたのに、なんだか、これからも居座りそうな気配。しかも、段々と大きくなっている(笑) 19巻では、ついに、アカギの大きさを超えました。どうなるの20巻!


ところで、この「鷲巣麻雀」編が終わったら、漫画「アカギ」は終了なんですかね。
なんとなく、空気的にそういう感じだが…
そんな長大な「○○編」でなくていいんで、これからも、コミックス4冊分くらいのサイズでビシッと面白い話が読みたいんですが、だめですか。無理ですか。頼むっ…!


というわけで、
安全圏から何人も死に追いやってきたくせに、いざ凄まれたら「恫喝した…!」とか言ってくる、乙女な覇王に何もかも目が離せません。続きが楽しみ!!