女の曲がり角、なのか。


日経ウーマンの「お金と幸せ」特集を買って熟読してしまう。どうもこんにちはモリイです。


いやー、つい、この雑誌の「お金」絡みの特集は買っちゃうんですけど。
今回もまた、いろいろとためになるような香ばしい(※微イタい)ような、日経ウーマンぽい特集だったわ。

「ウーマン世代」(まず、この括りがおもしろくないか?・笑)を対象に、「あなたは、自分が上流・中流下流のどれだと感じていますか?」ていうのを訊いて、あと年収とか、生活の満足度とか、色々データを出してるんですけれども。
この中で、「上流です」と答えた全体の1.9%さんがとても気になる。
さらに、「上流でも幸せではない」と答えた人は2人いるらしく、それが、「上流」内の11.8%だそうで… あれ? て、ことは、「上流」は、全部で20人くらいしかいないっていうことですか? 


さて、この特集、思ったのはやはり働く女性の平均年収です。
新聞とかで目にするたびに思うけど、やっぱり、低い。この統計、平均年齢は30歳(30.*歳)で、その世代でも、そうなのね。格差は昔の話、ってわけじゃなく。男子と比べたらやっぱり、歴然と差があるんじゃないでしょうか。収入も、それから、その元の雇用形態も。
で、「ウーマン世代」(笑)、98%は下流中流認識ということで、そうなると、この雑誌の読者層は、もろに、この層だということですよね。そして私もデータ的にはそこに属しているわけですが。前々から「一体、誰に向けた雑誌なんだろうか…?」とか思いながら結構長く読んできたわけなんですけど、やっぱり、このゾーンなんだよな。
そうなると、この2%の自称「上流」の人たちの浮きっぷりが甚だしくてですね。
読んでて、すごいおもしろかったです。「それぞれの階層のお部屋紹介」なんてページでも、上流の浮きぶりのすごいこと…! 「家賃32万円」 ネェーよ! これ紹介されて、どうすんの、残りの98%は!(笑)
日経ウーマンは切り口も見せ方もレイアウトもいいよなと思うのに、問題の、記事の詰めが…! なんか、甘いんですよね。それこそ「ウーマン」みたいな。言いたかないけど、「女の」読み物ぽいっていうか。雑誌全体に漂うシスターフッド女性誌界の、やさしげなおすぎ&ピーコ&美輪、みたいな。
でも、姿勢はすごく真面目で、そして、この真面目さはこの雑誌以外にはない。
だから、一抹の「?」を感じつつも、やはりこの雑誌を読んでしまうのでした。


ところで、今月の「ウーマン」、サブ特集が「大人の女性のセックス白書」(きたー)なんですけどね。
これもまた、ちょっと曰く言いがたく面白かった(笑) 下半身の特集なのに、やはり、ウーマンならではの真面目感が…!!
タッチとしては「anan」の特集の路線に近いんですけど、やっぱ「ウーマン」なのよ!
うまく、説明できないけど…!
すごいウケたのが、「ベッドでのコミュニケーションのお悩み相談」のとこで、
「Q 自分は早く終わってほしいのに、相手が続けたい場合の断り方は?」というお悩みに対して、

「A 取引先の人に誘われて飲みに行ったとき、
   『明日の朝、会議なので』と帰ると相手も不愉快に感じます。…… 」

いちいちこう、「仕事」に絡めているとこが…!(笑)
あーもーすごい面白いナー と思いつつ読んでいました。

コレもうけるよ。
「Q 正直顔射はやめてほしい、どう切り出せば?」
「A 休日出勤は嫌だけど残業はする、みたいな互いの妥協点を見出す要領で、……」
最初「エ?」て思っちゃったもん、回答読んで(笑)。一体、何の話が始まったのかと。
このお悩み相談、回答が、ぜんぶ、この流れなんですよ。ああ、おもろ。何か新種の領域を見た気持だわ。
そして、この特集を読みつつ私は、神×照のネタを拾っていたのでした。最低(笑)

でもさー、「ウーマン」の言いたいことは分かる、分かるが!
この「仕事のノウハウを役立てる式」って、萎えない?  私だけ?
エロは明るく楽しく語るのがいいよね。真面目も、時としては△、ですね。
でも、ある意味、スゲ面白かったんだけど(笑)