デスノ2部結構面白い


今日、会社で
「すいませーん、納品書どこですか?」と言おうとして、

「すいませーん、同人誌どこですか?」と言いそうになった。
どうもこんばんはモリイです。



思うところあってデスノ10巻、11巻を読み返しているのですが、
ちょっと、2部、結構面白いんだけど・・・!!!
本誌掲載のときは「ダルダルだなあ〜」とか思っていたんだけど(感想もろくろく書かなかった)、こうしてみると、何? いろいろ面白いんですが…!
2部は、「第1部・L編の感じ」を諦めさえすれば、これはこれで面白いんだなと思いました。
本誌を追ってるときは、「2部は1部とは別物、2部は1部とは別物…」と呪文のように唱えながらも(唱えたよね?)、やっぱり、そこに適応しきれなくて。「いつか面白くなる」と思いながら読んでいて「面白くなったァー!」っと思ったら最終回でした、みたいな。そんな感じがあるんですけど、こうしてみると、2部は2部で、違った面白さを楽しめばよかったのかー?
だけれども、ほんとちょっと、「面白さ」の方向が1部と2部じゃ違いすぎるっていうんですか。2部の方が、やっぱり、難しい。あと、「面白さ」のなかに、「襞を読む」というのがわりと多く入ってきて、それはまたちょっと、別角度からの読みというんですかね。1部と2部では、気持を変えるだけでなく、レンズまで変えなければいけなかったような。2部用のギヤに入れないと坂道登れない、みたいな。連載中にそのギヤに気づけていたらよかったんだけど、ちょっと、できなかったのよ…! ごめんなさい!


で、2部の魅力ですけど、10巻「当選」から始まる、
ライト・照・高田の三人祭りが最高に面白いです。
ライトってほんとすごいね。画伯の絵もほんとすごいね。2部のライトさんの体の厚み、高田さんと会う時の黒スーツのツヤ、ネクタイ、ほんともう見てて最高「ウヒャー…!」ってなりますよ。ニアが高田を「馬鹿女」呼ばわりしてるのもまたツボ。ナチュラルに声に出して三人称にしてましたから。ニアったらもう。もうもう。

10巻「明日」で、高田がライトと会っているときに、照から電話が入って、高田が一所懸命ライトを守ろうという気持を見せているとこがとてもよかったです。泣けた。じんときました。みんな、高田いい奴じゃないか。ちょっと勘違いなだけですよ。今世の中を支配せんとする「キラ」からスポークスマンに選ばれちゃったら、そりゃ、有頂天ホテルにもなるじゃん。
この「明日」の回、高田に電話をかけてきた照は本当に怖かったですね。高田の事を「女子」とか「高田清美さん」とか、全然思っていないんですよ。ただ職能としての「高田」。すーごーい怖かった…! ええ、照は、マジになったら怖いんですよ。そうだった。あー怖。
最初、この回を読んだときは、「照…恋愛に嵌ったらストーカーになるタイプだわ…!」と、高田への電話を見ていて震撼したのでした。そして、そんな照、神に対しては、通称・ペのポーズ(※冬そな)
「わかってます。それよりこうして神と会話できたことに感謝します」
んなー!? ってぐらいの従順ぶり。つんでれですか? これは、読者に対する。

ここ、この前のコマのライトのセリフ
「いいか、清美に僕が誰なのか聞くようなことは一切許さない」
これもまた…!
これ、ライトとしては単に作戦の一環というか、自分のためのセリフだと思うんですけど、
高田にしてみたら、これ、すごい嬉しいよ…!
だって怖いもん! この「キラ」の電話の人怖いもん…!!
ここ、高田さんは、このセリフを聞いてどれだけ安心しただろうかと。そりゃもう「夜神君…」ってなるよ。1UPどころか、レベルアップ、クラスチェンジですよ。
(しかしながら、「夜神君…」っていうセリフが、自動的に L のセリフとして錯覚されてしまうのはどういうわけ・笑   同人の読みすぎ?)
ライト、罪な奴だよ。

そしてさらにこの回、

「僕は新世界の神に、君は女神になるんだ」
「夜神くん…」

のコマの後、暗転して、次ページ、

「ライト君、無事か!?」

「無事か!?」 どころじゃねェー!(笑)



あ、それから、高田が、ライトとの接触以後、「キラに対する自分の意見」も述べるようになるじゃないですか。
これは、ニアの評するとおり、アレな、お粗末なもんだなと思うんですけど。
(私は高田さん好きなんですけど。)
で、これね、キラに「自分の意見」言うようになってからね、
高田さん、「夜神くん、今日の私の発言どうだった…?」とか、会ったら訊いてるんだろうなあって…!
思ったらなんかこう、笑い混じりに「ウヒャー(笑)」って気持に。なって、盛り上がったわけなのでした。そんな、二人のやりとり。
ヒィー高田さん…! 賢いって因果っていうか面白いですよ。
下世話というか、根性悪いですかね私は(笑)

ほんと、2部のこのあたりは楽しいです。
ああ、おもろい。