照と神


さーあ、今週号のデスノ感想は超・ネタバレですから、
未読の方コミックス派の方はくれぐれもご注意なさってくださいね。















照キタァーーーーーーーーーー!!!!
ついに、照・ミーツ・神です。
やった! よかった照!
なんかもう、ノートに書き込んだり神の呼びかけに答えたり、戸を「ゴバァーッ!」って(すごかったね)開けて入ってきたり、神に呼びかけたりしてる照が、クシャクシャで、メタメタで、もう、なんていうか、「そんなにしてまで照よう…!」っていう気持ちになりました。
そんな照が、実際に神に会えて本当によかった。仮に、あといくばくかで死ぬとしても。


そして、ライト神のこのセリフに鳴動。


本当にあいつを選んでよかった。


ちょっ…と、これ、どこのメロドラ!?
「本当にあいつを選んでよかった」
♪あなたに、あえーて ほんとうにー良かァたー と、オートで小田和正が聞こえてきましたよ。ひええ! 「魅上」と書いて「あいつ」!キャー!キャー痒い! 「クッキー」に移籍できるデスノート!! クッキーなら乳首も出せる!! もちろんタイトルは「KI RA」です。斜体で。
神、照を選んだ利点について、もう、べッタぼめだったわけですけれども、
実際、リアル照に出てこられてみたら、即、照の現実に「ちっ」とか言ってるのがおかしかった(笑)
理想と現実のギャップが! ライトさ、そう、人は思った通りにはいかねえわけよ。受け入れてあげてよ、あの照をさあ。しょうがないだろ?
しかし、「照、ちょっと、『神』って言うの早すぎー!」とは、私も思いました。
照、まだダメだって…! しかし、笑いをこらえてもう辛抱たまらなくなってるライトも、そうとうおあいこだと思います。今週のライトの顔はまた新境地に入ってきましたね。
途中、狐に化けるのかと思いました。



さて!
ところで、今回、デスノのキーは「ノート偽造合戦」となったわけですけれども、
(これは当節の偽造問題への風刺!? ――なわきゃないわけですけれども。)
久々にライト神の「○○通り!」でましたねえ。いただきました、「思い通り!」


そんなライトさんの「思い通り」それは、
・ニアが細工した「ニセノート」は、実は既にニセモノで
・今照が持っているのは、隠させておいた本物。
・よってニアたちはあと3秒で死に、ライトたちの勝利
ということなわけです。

しかしね、
「魅上に用意させたニセモノ」ってソレ…!!(笑)
いや照、ほんと、神のためならなんでもありなんだなと思いました。
だってさー、あれ、「どこにでもある大学ノート」って言ったってさー
やっぱ、普通に売ってるのと全然違うじゃんよ!
まずあの表紙っていうんですか? 「死神文字」みたいなのが書いてあるやつ。
あれ、どうすんのよ!? 複製、結構難しいと思うよ!? それも、カラーコピーぐらいじゃなくて、SPKのジェバンニ(ステファン)が気づかないぐらいの本物度ですよ。本体の紙だって、紙・インク共に「地球上に存在しない物質」だって言うじゃありませんか。あと、表紙の傷み具合とかよ。そんなそっくりなニセノートを作るために、照27歳・検事 が、全力を尽くしていたかと思うと、ほんと、涙ぐましい気持になってきますよね。


そんな陰の努力が一行でサラリと流されていたわけですが、しかし、そう尽力したわけだけど、果たして、本当に、「ニアはニセノートに気づいていないのか!?」
さあ、どっち!? ということで次号待ちな分けですが、
こらもう、こう来たら、「ニアの思惑通り、照の書き込んだノートはニセモノ」ってことじゃないのかな。
ニア、試したんちゃう? ノートがニセだってこと分かったんじゃない?
そうでなくて、次号、3秒後にニアがバタッとやられたりしたら、あまりにも間抜けになってしまうというか…
メロがあんな扱いをされている今、ニアまでがそれって、ちょっと、ない感じがしますよね。


とすれば、ニアが、一体誰の名前で試したのか… 
あの、まさか、「メロ」じゃないよなあって… 
ノートへの細工からメロが死ぬまでの日数のバランスとか良くわかんないんだけど、あんな不可思議なメロの死に方(そして高田誘拐)に、もし何か意味が隠されていたとしたら、ソレだったんじゃないかって… ちょっと、思ってしまって、胸騒ぎしている次第です。照のノートがニセだと分かり、では実際の裁きは誰かが、状況から考えて高田がやっているとニアが見抜いたとき、一番怖いのは、倉庫までやってきてくれる照じゃなくってどこか遠くにいる高田かも、と思うわけよ。隙間から覗いた照に、写メで高田に画像を送信されたらおしまいなわけで。 まさか、それを見越して高田を始末した(ライトが始末するよう仕向けた)のですか?とか思っちゃって、ないかもしれないけどなんか怖い。早く、次号、そうではないと言ってくれ。じゃあ、なんでメロたちまでも?って思うけど、そりゃなんか、ニアならではの何らかの理由が…とか思い始めると、きりがないわけですよね。ライトに疑いを抱かせないため、とかさ。そうなると、ニアのキャラにまた新たな一面が開けるわ…とかちょっと期待?じゃないけど、おののきがあったり。でも、そんなん、マジくそ辛いですけどね…!


というかですね。そんなことを思ってしまうくらい、メロたちの死に方が「!?」だったわけよ!(逆ギレ)
そして今週、なんなんだ!
メロに優しくなさすぎるデスノート!!!
ちょっと神、「大失態に過ぎない」とかさー。死者に塩をすりこんでやるなよ。ほんと頼みますよ。あのセリフ、ほんと、「うるせー!!!」って叫びたくなったよね。ていうか叫んだし。エーなんで? ひどくない? 二部、メロとニアで二人で「 L 」だったんじゃない? 主人公のひとりだったんと違うん? それが… 
あのねえ、メロは、ひとりで暗黒街でのしあがって、顔に火傷までしてるんですよ?
それなのに。あれじゃほんと、犬死にじゃん。アズ・ア・ドッグですよ。あんまりだ。ニアと扱いが違いすぎる! 高田誘拐 → マット・メロ・高田死亡 のくだりって、ほんとに、わけわからんのよ。あれはなんだったんだ。展開上のキャラ整理? 一回で3人片付くという? だからって… 
あえて、「ニアの策とは何の関係もない」というふうに、あくまでもメロの高田誘拐とニアの策とを切っていこうとする話運びも、良く分からないのよね。こんな至近に「何の関係もない」大きなイベントが生じてるって、普通、ちょっと不自然なわけじゃないですか。無理あるじゃん。ていうか、あからさまに「なんか無理!」っていう感じだったじゃん。デスノだから、大ヨセだからと言ってしまえばそれまでですが、何か、意味を求めたくなる今日この頃なのでした。あれがニアの仕込み、というのも、ちょっと、無理あるっていったら無理かもだけど。(人を巻き込む死に方はさせられない、の条件に照らしてどうなのか、とか)


というわけで、最高潮で「待て次号!」なわけですが、
私としては「ニア勝ち(ノートはニセ)」に一票。
そしてまたも光臨遊ばした L の思い出映像に一万クラップ。
なぜ、ライトの「思い出画像コレクション」は、かくもメロウかつ艶やかな L ばかりなのか。神ズルイ。その L の恨みがましい目はなんなんだ。神の趣味が現れています。自分好みに思い出を加工するライト。お肌とかほんともー、みずみずしいよね。ツルツルやねん、L 。はー、神、憎らし。
そんなLが大好きだったのに殺してしまったライトだったのでした。生きてるうちに「大好き」って言えばよかったのに、と、今思ってちょっとジワッときた。殺人が最大の干渉で時に愛情表現、なんていうけど、それは、嘘だよね。相手が消えては愛情も無に帰すばかり、呼びかける声に応えるものは永遠の無なのでした。
神せつない…!