ガラスのヒカ碁

ヒカ碁を読んでいると、院生〜プロ試験前後のあたり、次第にみんながヒカルの才能に気づいていくところが、「ガラスの仮面」の「ぞお〜…」「おそろしい子…!」って感じで、重なって面白くってしょうがない。
ついつい、「ガラスの仮面」で連想してしまいます。


バトンを落としても一所懸命走って、テープを切るアキラとか。

コークハイに薬を入れられて昏睡、棋戦に出られなくなるヒカルとか。(※シャングリラ杯)
会場では「進藤君が来ない…!」って騒然。
そのとき、いかにも目立たない、田舎くさい補欠の子が、
「僕やれます」
「進藤君の棋譜は全部覚えてます(何だそれ)。すっかりやれますわ」
ヒカルが気がついたときには、チームは大勝利で一転スターの座を奪われているわけだね…!
遠くでその知らせを聞き、信じられないアキラ。
やがて、それが陰謀であったことを知り、アキラは、義憤に燃えて華麗なる制裁を果たすのだった。

不祥事で碁界を追われたヒカルは、高校の名門囲碁部には入れず、
体育倉庫でたったひとりの私設囲碁部を……  ヒカルかわいそうすぎ!(涙が…!)


佐為は、月影の佐為ですね。腕一本で、すごい存在感…!
極寒の冷凍庫の中で打ちます。
リズムを身につけるため、ロック音楽の中でも打ちます。
突然の、佐為の激しい切り込み! ダッタン人の矢より早く!
超寒い冬の物置の中と外とで、扉を挟んで「右上スミ、小目!」とか打ち合ってるのを想像するとすごい可笑しいなあ。


更なる成長のため、互いにないものを補うべく生活を交換するアキラとヒカル。
まず、お互いの、ワードローブに驚愕!「なんだこれは…!」
ヒカルはヒカルで、うわっ、このシャツの縞、きっついなあ… って思うし、
アキラはアキラで、なぜ、半袖の下に長袖を着なければならないのか理解できない。
それでも、しぶしぶ互いの服を着て手合いに出るアキラとヒカル。出会い頭に、爆笑。
互いの生活空間の差にも驚きで、
なんかしらんけど沢山物が置いてあるヒカルの部屋にアキラは正直呆然。
冷蔵庫…? と思って開けると、中には少年ジャンプが。
なんなんだこの部屋はっ…! と思うけれども、本棚に「塔矢名人選詰碁集」を発見して「あ…」って思う。
一方ヒカルは、純和風家屋の塔矢邸に、緊張。
アキラの部屋に入って「…なんにもねェーーー!!!!」
うわっ、よくこれで生きていけるな、と嘆息するヒカル。物が少なすぎて、よく眠れません。
朝は、早朝から塔矢元名人と一局。朝弱いけど、頑張って起きるヒカル。
先生とほんとに打つのは初めてなので嬉しい。厳しすぎる一局に朝から披露困憊のヒカル。こりゃ、塔矢が強くなるはずだよ…と、しみじみ思うのであった……

―――という特訓の成果が、一体、何に生かされるのでしょうか。



さて、この話を「ガラスの仮面」大好きのS先輩に話しましたら、
「ねえねえ、速水さんは?」


速水……?


えっ…、と、一瞬考え込みましたけれども、
・・・・・・緒方か。 緒方精次なのか、「紫のバラの人」!
速水のあの「ズキーーーーーーーン!」を、緒方さんで想像すると、超おかしいんですけど…!(笑)
「11も年下のチビちゃんに」!
あー、緒方速水可笑しい。
ヒカルの棋戦には、いつも、紫のバラの花が。
「あなたのファンより」
あなたのファンなのか緒方…!!(笑)
でもいずれ自分を倒しに上がってくるヒカルに贈ってるわけですから、これってすごい愛よねえ… なんてことを思ってみたり、もはや収集がつきません。


行洋=姫川歌子 で、
相手役(って何)を決めるオーディションではヒカルとアキラだけが非常ベルが聞こえなくって合格、
カーテンコールでヒカルを祝福した行洋に正直複雑な気持のアキラ、とか。
もう、ほっぺにチュッってやればいい!!


あと、プロ試験編でのアキラと越智、
「進藤に勝ったら――オンディーヌにボクも入れてください」
「いいだろう。その時は、父にお願いしてみる」


オンディーヌ! と一人でウケていましたよ。
すごい響きだよな実際。
なお、うちの妹に監修を求めたところ、歌子さんがオンディーヌ所属なのかどうかはちょっとわからんかったんですけどね。
実家に置いてある「ガラスの仮面」が読みたいですね。
ところで妹、
「コークハイをすすめる不良のセリフ」
「すっかりやれますわ、の乙部のり江のセリフ」
「二人の王女、の、オリゲルドのセリフ(私は冬の王女〜っていうやつ)」
すべて、暗誦していたんですが。すらすらすらと淀みなく…!
あんたすごいよ。(驚嘆)