デスノでコナン・局長編


古いメモを見ていましたら、
前にアップしたL局の「名探偵コナン」ネタ(id:mikaki_molly:20051011)の
「局長編」下書きが出てきまして、
アホすぎですが、この機会に。




さて局長編、
最初、「L編」の反転で、「局長が子供になって、Lに引き取られる…」とか考えた。まあ、順当に。
しかし、それだと、今いち盛り上がらないんですよ。
竜崎のキャラ性と、蘭ちゃんのキャラ性が、合わない!
だいたい、「局長の正体にずっと気がつかない竜崎」とか、ねえ。世界の頭脳的にどうよ、という。ちょっと無理あるつうか、ときめかないっしょ!
それならば、いや、むしろ、
新蘭なら局長と幸子で! 
俄然、幸子に引き取られるのがいい!!
…とか、アホな夢を…… 見てしまったんですね……






>>(2)局長編





ミスターナイスミドル・夜神総一郎48歳。最近、とみに白髪が増えてきました。
警察庁刑事局長の彼は、捜査捜査で忙しく、愛妻・幸子との仲も最近すれ違いがち。
そんな折、久々の非番を利用して、幸子をスペースランドに連れてきた。
何年かぶりの二人の休日。楽しそうな幸子。それが嬉しい局長でした。
しかし…! 折角のデートもつかの間、ジェットコースターで、殺人事件勃発!
即、「緊急配備!」「警視庁各局に通達!」で、幸子置き去り。
局長の活躍で無事に事件は解決するが、局長、ここで、黒服の男らの不審な動きを見てしまう!


局長「すまん幸子、先に帰っていてくれ」
幸子「え?」
局長「すぐ追いつくよ」
幸子「あ、あなた……」(行ってしまう……)


そのとき、私はなぜか、そんな予感がした。
夫とこれっきりもう会えないような、嫌な予感が……
(夜神幸子41歳・主婦)

正義感から黒服の後を追ってしまった局長、不覚にも、いきなり背後から殴られて以下略!
気づいたら、子供の姿になっていた…!!


呼びかけられて目覚めたら、もう、明らかに目下の警官に、
「立てるか? ボウヤ?」とか言われてんのね。
もう、「へ?」っていうか、「何だと!?」ですよ。
「誰がボウヤだね、君」「氏名と、所属を言いたまえ」とかって、説諭してしまう警察庁刑事局長。
でも、当の警官には「ボウヤ、面白いこと言うなー」ってウケられてしまい。
(どういうことだ…!?)と思ったところで、やっと、自分がほんとに坊やだって気がつくわけよ。


キャーーーーーー!!!


仰天しつつも、雨の中、必死で遊園地から逃げてくる局長。
ようやく自宅に帰り着くも、鍵穴の位置が高くて、玄関が開けられない!
私は一人で自分の家にも入れないのかッ… と玄関先で苦心惨憺しているところへ、隣人・L&ワタリがやってきた!
L「ワタリ、夜神さん宅に子供の賊です、110番―――
  というか、夜神さん!?
世界の頭脳は、五秒で局長を見抜くのであった。
Lたちに鍵を開けてもらい、まだ誰も帰宅していない自宅に、三人でこっそり侵入。とりあえず、局長の書斎に身を潜めて着替えをしたり。
「情けない… ライトの子供の頃の服がピッタリだな」
この姿になったことは誰にも言わない方がいいと思います…等々、頭をつき合わせて相談しているところに、


ガチャッ!


「――あなた? もう帰ってるんですか?」
幸子が帰宅!!
「鍵が開いてるのに、変ね? 玄関に靴もあるのに…」
局長を探して、次々と部屋をあらためていく幸子!
L 「早く隠れて下さい夜神さん!」
局長「わ、私は小細工せずに行きたい…!」


バタバタしている間に、とうとう書斎のドアが!
「あなた? あら……?」
話し声がしたと思ったのに、夫の姿はなく、隣人L&ワタリ、それに、見知らぬ子供が。
さすがに驚く幸子に、ワタリがすかさずフォロー。
「夜神さんは、ついさっき、緊急の呼び出しで…
 本当に、今しがたまでおいでになったのですが」
なんとなく丸め込まれる幸子。
「そうですか、それは失礼を… あの、このお子さんは?」
さっ、と、竜崎の脚に隠れる局長。
なんだか怯えているみたいね? と、母のスマイルで近づく幸子。
「こんにちは」(笑顔)
「こ、こんにちは…」
「僕、お名前なんていうの?」
「…………」
「んーー?」(笑顔)
幸子の微笑みに、じりじりと追い詰められる局長!
そのとき、本棚の「十津川警部」シリーズと、「大岡越前DVDボックス」の背文字が!
「エ……エチゼン!」「十津川エチゼン!」 (再びすまんかった…!)
「エチゼン…? 変った名前ね…」
「ハハ… 父が、大岡越前のファンだから…」
「あら。うちのお父さんとおんなじね」
(L 「夜神さん、何がエチゼンなんですか!」
 局長「――やむをえなかったのだ!」 )
再び、ネゴシエーター・ワタリが動く。
「実は、今日はこの子のことで、夜神さんにご相談を…
 少しの間、この子を夜神さんのお宅で預かって頂けませんでしょうか。
 遠い親戚の子供で、家で預かっていたのですが、仕事柄、竜崎も私も留守が多いもので…」
「まあ、それはお困りでしょうね… 構いませんけど、主人にも聞いてみないと」
あっ…すみません。実は、夜神さんには、もうさっきお話ししてあるんです」(L、激しく局長に目配せ)
「・・・ぼく、おばちゃんちがいい〜〜!!(←局長捨て身)」
「まあ、可愛い☆」
可愛く脚にまとわりつかれて、微笑む幸子。
( L:ふう… あとはうまくやるんですよ、夜神さ… いや、エチゼン君……)



なんとか、夜神家にいられることになった局長。
メガネは度がきつくて、かなり辛い。(ていうか老眼治ってるし)
リビングのソファにちょこんと座り、所在ない局長。台所で夕飯の支度をする幸子の様子を、伸び上がっては覗ったりしている。
「待っててね。もうすぐ、お姉ちゃん達が帰ってくるからねー」
「ハイ……」
「――お父さんは、どうかしら(笑)」
「ハイ……(内心どっきどき)」


「ねえ、エチゼンくん」
生きた心地のしない局長に、ふと、話しかけてくる幸子。
「――エチゼンくんは、好きな子、いる?」
「えっ!?」
「ほら、気になる子とかいるでしょ? 学校に…」
「い、いないよ、そんな子…」
何を聞いてくるのだ、いきなり!?と、仰天の局長。そこへ、おもむろに幸子!
「私はいるよ!」
エーーーーーーーーーーー??
妻の衝撃発言に、局長、貧血寸前!
だ、誰なのだ…!? 渦巻く胸を押えつつ、平静を装ってみる。
「そ、それは、さっき探していた『お父さん』のことではないのかな……?」
「そうよ?」 (にっこり)
「え……」
「うちのお父さん。
 出会った時から頑固で、いつも真面目な顔してて、仕事ばかりだけど…
 いざという時に頼りになって、勇気があって、かっこよくって、
 わたし、総一郎さんが、
 だーい好き!
「…………」
「でも、これ、お父さんには内緒だよ?」
「……さ、幸子……」(うつむき、メガネ片方白くなる)
「ん?」
「じ、実は、私は――」
「?」
「本当は――――」
「??」


……で、ここで「ただいまーっ! 誰、この可愛い子?」って粧裕が帰ってきて、お流れになっちゃうんだヨォーー!!
(※『名探偵コナン』第1巻と合わせてお楽しみください)



そんで、局長は元の体に戻る手がかり(なんだそれ)を探そうと、何かと警察の捜査に首を突っ込むわけだが、地が刑事局長なもんで、ついつい周りに指図して。率先して現場検証しちゃったりして。気づくと、皆が呆気に取られていたり。
あと、松田がたるんだこと言ったりすると、「こら、松田っ! 浮ついたことを言うな!」とかって、いきなり叱っちゃったりして。そんで、焦ったライトに、ボカッ!と頭殴られたり。
「すみません松田さん!」(いちおう謝るライト)
「いいじゃないですか、ライト君。本当のことです」ここぞとばかりに、局長を庇う L。
松田「いや〜参ったな〜」 ・・・一体、どんな世界だよ。
ワタリの発明で、老眼鏡でないメガネもばっちりできました。体は子供、頭脳はオヤジ、迷宮なし(!?)の迷探偵!
で、メールや電話の連絡ばかりで局長が一向に帰ってこないので、幸子は、日に日に心配を募らせるわけですね。それを、間近で見ている局長も辛い! でも、幸子を守るためには秘密を話せない…!!
そして、全てを知りつつそれを見詰めるLは、胸中に、人知れず切ない思いを秘めていて……
あっ、最後だけ、余計でした? なんか、変なフレーズくっついてきてました? あれ??


まあ、それはいいとして閑話休題、局長と幸子、せつないッスよ…! というか、ちょっと、洒落になってないし。状況が。
あと、局長編は、ライトを考えるのが面白い。
子局長があれやこれやとしでかすから、ライトは、ほんと、内心めちゃムカついてんのよ。なんで僕がフォローしなきゃいけないんだ!とか思ってんのよ。でも、一応、大人だから!「面倒見ない」ってことにもできないライトだから!
そんで、あんまり子局長がおイタしすぎると(でも、局長にとっては素)、ライトは、時々、あの神の悪顔でですね。恐怖の睨みをですね… いたいけな子局長相手に、ビシリと利かせたりしてるんですね…  怖ェー! 神は、子供にも容赦ありません。それが新世界クオリティ。ライトは夜神家の閻魔大王です。
そして、局長は、だんだんとライトの秘めたる一面に気づいていくんですね。ほら、だんだんデスノートらしくなってきたぞっ(苦しまぎれ)
子局長とライトのドタバタ劇を考えるのすごい楽しいなあ。この場合ライトはキラでも白ライトでもいいなあ。しかし、ライトがキラじゃなかったら、Lの存在理由がありません。あれ。
あと、すっっごい楽しみなのが、劇場版!!
子局長を守って、幸子の、ハリウッド級アクションが期待できるんですよ!!
超見たい! この春も劇場にGOだ!
子局長をおなかに巻きつけて、炎上するビルから隣のビルに飛び移る幸子とか超いいですよ。かっこいいですよ。旅客機も操縦するよ。「ベーカー街〜」のクライマックスとかもう、しゃれにならんですよ。マジ泣くよ。ハフウ…



どう結んでいいのか分からなくなってしまいましたが、
こんな夢もあるよってことでひとつ・・・  お粗末!!