野獣の雄叫び


ああっ、もうっ!
頭の中をゆすぎたいっ!!


上司のヒトですけども、あの、何も変ってらっしゃらないのでは。
今日も一日、ヘヴィーな重力下&咆哮下にいたわけですけども、
「気にしないように」って思ってても、なんつか、これ、すっごく堪えてるわ、やっぱり。
体の中に溜まってるーっていうかですね。
頭の中に積もってるというか、本当、嫌なんですが。


決死のプレゼンテーションの結果、「電話しない」は守られてますが、
しかし、何かあると、ことあるごとに当てこすりを言ってくるの。あのヒトは。
「よくも、上にあんなこと言えたもんね!」みたいな。これデフォルト。ここから色々、アクセサリが追加されて、様々な攻撃が展開するわけですけれども。
こないだ、社に来た銀行の人に冷茶を出したのね。
で、ギャオス(上司)いわく、私が勢いよくコップを置きすぎたって言うのよ。
ぜんぜんそんなつもりなかったんだけども(両手使ったし)、
野山育ちなもので、確かに、私も粗忽だったと思うんですよ。それは今後気をつけたいですよ。
でも、それを、「私へのあてつけが、銀行の人に行っちゃうのッ!?」とか言われ。
エエェーーー!!!!?
いや、もう、全ッ然!!
ていうか私、そんな陰険じゃないから。かかっていくなら、ちゃんと、アンタにかかっていくから。銀行の人に乱暴にお茶出して、それが、一体、なんの意趣返しになるわけ。
それをさー。「お茶の出し方が乱暴だった」てのは、社のなかでは私とギャオスしか見てないことだから、上の人に「乱暴だった」言われたら、やっぱ「すいませんでした」しかないわけですよ。でも、そこで謝らざるを得ないのをいいことに、イコール「私へのあてつけ」に、直結なんですよねー。ありえないよー。なんだよそれー。そういうのほんッと、疲れるわけなんですよ。


で、今日は、別件で怒り狂ってたのの余波が私のとこにいきなり来て、
「厳しいのが社風と思ってますから!
 いくら上に言ったからって、ダメ社員のために社風を変えることはしません!」
と、怒鳴りつけられた。「ダメ社員」ほか、全てノンフィクションですから。
や… 社風て… 社風ていうか…
つか、平然と人に「ダメ社員」ってそれ…
あなた、全然変ってらっしゃらないじゃないですか? ってすごい思ったよね。
で、
「よくも、○十年も勤めてる人に、こんなことを言わせるもんね!
 二年と六ヶ月ぽっちの人が!!
とか言ってくるのね。
いや、「二年と六ヶ月」の人ですら、そう訴えざるを得ない状況にしたのは、あなただから。
ちなみに、叫んでるのも、あなたですから。
で、「社風に合わないなら、辞めてもらうしかないんじゃないですか!?」と叫ばれた。
つまり「辞めろ」ってことだろ。それパワハラやんね。
従業員に向かって「辞めろ」とか言い放ったりするのは、パワハラなんだよ。
それは、ゆったらいけないことなんだけどなあ…
「そんなん言われたからって、辞めなきゃいけないなんてことは絶対にない」って、上の人が請合ってくれたけど、しかしながらですね。そう叫ばれるのは辛いものがありますよね。
それに、なんというか、「コイツひどい奴だわ!」っていうの、
わりと、結構な部分が、思い込みだったりすると思うんだが…


なんというか、考え方があまりにも被害妄想的で、常軌を逸しているし、
それにたいする反撃も、常軌を逸してるんですよ。
不行き届きがあったときに、
「あなたみたいな人に、そんな(ずさんな)仕事をやってもらって、
 ありがたいって思うようにしましょうか!?」って言われたりー。
つまり「いいえ」って言わせたいんだろうけど、
私、ほんとに、「ギャオスが言わせたい回答」を言わせられるの、本当に嫌で…
しかも、こんなん、ちょっと、私、答えようがなくって、黙ってたんですよ。
したら、執拗に、「しましょうか!?」「しましょうか!?」「しましょうか!?」って、叫び続けてるの。おかしいよーー!!
もう、本当、今書いてて怖いよ。尋常じゃないよ、やっぱり。
あまりにも「しましょうか!?」って叫び続けるので、黙ってもいられなくなり、
「それは、私が、どうしろと言えることではありませんので」と言ったんですが。
なんとかそれで切り抜けたんですけれども、なんつかよー。ぐったりだよ。
あと、今日も、平気で、人に「脳軟化症」とか言い放ってたしね。
やばいだろ… ぜんぜん、暴言、直ってないだろ。多分、悪いって思ってなくて一生変らないんだよねきっと。
私は、もっと、普通に働きたいんですよ。
なんというか、それぞれのパーフェクトじゃないものを、コミュニケーションですり合わせて、間違いがないように進めていくのが、仕事と思うんですが違うんですか。その、最初の「完全じゃなさ」を、そのまま、「外道直結」っておかしくないんか。それじゃ、何もできやしないしさ。完全じゃないことを言うと、そんな目に遭ってしまうのなら、恐ろしくって何もいえないじゃないですか? 「私を怖がってたら先に進みませんよ!」って言うけど、なんというか、全然、「普通」じゃないんだよ。厳格で恐ろしいまでも、「普通」にしてくれたら、こっちもなんとかなると思うんだよ。でも、ねえ。


そうなると永遠に平行線で、いや、それは前から分っていたな。
ギャオスも変らないし、私も耐えられないし、
ギャオスが退けない以上、私がいなくなるしかないんだし。
なんというか、「どこまで私を受け入れてくれるの」の強烈な奴を、常に、実地でやられているようで、本当に気分が悪いんですよ。
そんなもん、仕事の繋がりの人間に求めないでほしいんですよ。
一度は「ひどい怒り方をしたりしないから続けてほしい」って言っておいて、
「合わないなら辞めてもらうしかないのよ!」って怒鳴る。
それっていうのはさ。結局、「それでも尚且つ続けろ」って言ってるんだと思うんですよ。
こういう自分の下で続けろと。
うーーーーーん……
私が勤めているのは、完全に生活のためで、愛情ではないのね。
しかし、ものすごく、愛情、ないし、真心を求められている気がする。
それは、仕事に、というより、「会社に」がむしろ強いと思う。そして、その「会社」というのには、言ってよければ、彼女に対しても、というのが、含まれている気がするの。全てでなくとも、その「やり方」とか、ある部分に対して。
だから今日、怒鳴られて、とても悲しい気持ちになってしまったんだと思う。
何かに気がついたような気がして。それが正しいかどうか分からないけれども。
しかし、仮にそうだとして、じゃあいったいどうするのかと。
その要求に殉じられるほど、私は聖人じゃないし。しかも、ものすごい精神的負担だと思う。冗談じゃなく命がけだと思うし、というか、仕事が命がけであってはいけないんじゃないのか。以前カウンセリングで言われたことだけれど、こういう人をボーダーライン(の人)というらしい。他人に強烈なストレスを強いるが、本人は変らないので、うまくやり過ごすしかないらしい。でも、この距離、この力関係、やりすごせない。
参るなあ……
上の人が改善してくれようとしているというのは本当だと思うし、
他の会社に移ったとして、一社員の言うことを、上がこういうふうにちゃんと聞き取ってくれる会社かどうかは分からない。むしろ、面倒な女子社員ひとり辞めさして、事なきを得ようとするんじゃないかと思う。現場は酷いけど、会社の事情としては、それほど劣悪なところじゃないとは思う。思うんだけど。
とにかく冬の賞与という大きな目標があるし、繁忙期のことすぐには抜けられないんだし、いま少しは様子を見ざるをえないと思う。


思ったけど、私は、確かに心をかけてもらうのは嬉しいんだけど、
でも、人の愛情にとりこまれるのが物凄く嫌いなの。
相手を取り込もうとするような、曰く「愛情」が大嫌いなの。
好意と名づけたエゴイズムに侵犯されるのがものすごく嫌だ。
それが好きな人もいるかもしれないけど、私は、全然そうじゃない。
マゾヒストにはなれないし、「そんなに思われてる自分」に恍惚とすることもできないので、どうか勘弁してください。というか、職場で、そんなディープな精神世界を共有したくないです。ふつうでいいです。そんなトゥーマッチな介入は要らないです。それを権力で押し付けてくるので、本当に困っている。唯一の手段、「コミットしない」ということさえも、許されないので本当に困る。賛同を強要されても、私にはとてもそれはできない。でも、状況から、きっぱり拒絶も出来ない。黙ってるとキレる。一体なんなんだろう。
もう、カード「上に訴えますから」は当分使えないし、使ったとしたら今度は本当に辞めるときだろう。ぶっちゃけ辞めたいんですが。やっぱり、ギャオス、これ以上無理だと思うんですが。昨日の今日という感じなので、よほどのことがないと「やはり辞めさしてください」というのもなあ…と思って様子を見てますけども、ほんとに、ギャオスが辛いです。
でも、私が「やめます」っていったら、「こんなに教えてあげたのに」「辞めるあなたのほうが、不見識なんですよ」みたいなことを、言ってくるんだろうなァー!! ほんと、どうしようもないよな。あきらめの募る今日この頃です。