容疑者 室井慎次


(映画を見た人向けの文章です)



「慎次」てことは、上に「○一」がいると考えていいのね!?
そんな、秋田の「室井○一」さんに会いたくて仕方ない。
どうもこんばんはモリイです。
容疑者 室井慎次」、大分前に観に行ったわけですけども、
あんまり面白くなかったわけですけども、
真下正義」が面白かっただけに次作の面白くなさぶりに脱力して、
つれづれと、「あー、何が、いかんかったんだろうねー」なんて、考えていたんですが。
やはり、これだと思うんですよ。


・きじまがいなかった。



これに尽きると思わないか!?
哀川アニキも悪くはなかったけれどもさー、
やっぱ、アイドルを通り越してもはやマドンナとなった室井の横に、
もう一人、かわいいのつけてもさー。
なんつか、兄貴の折角のアイドル性が生きなかった気がするよね。
そう考えると猛烈に木島に会いたくなりまして、
あの、DVD化はまだですか。
早いとこ買って、心行くまで木島を見たいです。
何回も巻き戻して見たいです。
はっきり言って、最高愛らしいと思います。
ハウルのDVDと同じくらい癒されると思います。きじま、ラブ。
きじまの、あの大舞台がもう一度見たいんじゃ!!


ところで、「容疑者 室井慎次」ですが、
あのDVDは、むしろ、冬コミで売った方がいいんじゃないかと思いました。
「踊る」室井中心でスペースとって。
それが本来の姿なのでは、と思うくらい、なんか、本当に「室井」中心!!
これでもかと室井をフィーチャーするそのスピリットには、同人に通じるものを感じました。

そして、あの一連は、すべて、新城賢太郎(※筧サン)のシナリオだったのではないかと!
ぜったいに、黒幕は、新城賢太郎だと思います。
いやもー、新城が、ほんとイキイキしてて超うけた。
室井さんが「辞表は君に出せばいいのか」って言ったときの、
「はい。私に!」とか。
いろいろ、根回しに歩いてる新城とか。
ほんとうに、「もー。室井さんは、もー」という、新城の「も〜」が垣間見えるようでスゲ面白かったよ新城。ニューフェイス沖田を出し抜き、牽制しようと必死の新城。しかし、「ギリギリの室井さんを堪能し、そして、最後には俺がかっこよく助ける」的脚本を描いたものの、意外や、前回ブチ切れ系だった沖田が沈着かつ有能な対応。警察庁初の女性キャリアは伊達でなかったと示しつつ、さらに、「室井さんに叱られて目が覚めました」という無心な思慕を注いで、自然に、うまいポジション取り! かつ、敵は、対話ガラスに近寄ってセクシーに囁ける、美女だ! 新城、ピンチ! 新城が近づいて囁いたって、ただの「いやみ」か「悪だくみ」だっ! どうする!?
チキショー、沖田、負けてなるものかと、新城は闘志を燃やしたと思うんだよ。うん。
そんで、最後の、「この私の権限でだ!」は、新城、本当に嬉しそうでしたね。思わず涙が出そうになりました。よかったね新城… 出張を装って室井さんに会いに行くといいと思うよ。そんで、おいしいお好み焼きでも食わせてもらえばいいと思うよ。うん。すばらしいじゃない。室井さんのいる警察ライフっていうのはやっぱりいいよね。新城けんたろう、一途に警察庁長官を目指してきましたが、ちょっと、最近、疲れちゃってたんだよね? だから、室井さんでちょっと癒されてみたいナー、って、思ったんでしょ? 案外、イチクラさんも、「隠れ室井」なんでしょ? で、あの人は、「室井を助けない俺」に、ときめきを感じるタイプなんでしょ? ゆえに副総監派。でも、心は隠れ室井。屈折してるー! この、隠れ室井どもが! えー、花束を、贈らせていただきたいと思います。


沖田ですが、私は麻矢みきがとても好きなので、正直「レインボーブリッジ」では悲しかったので、今回の「室井慎次」の沖田は、とても嬉しかったです。
「査問会で私を守ってくれました」萌えた!!!
映画館で、思わず「うひゃっ」とか言いそうになった! ていうか言った!! すごい萌え顔してた自覚あります。 もー。室井ったら、まったく、もぉ〜!!!
そういうことするからー!!  まったく室井ってやつは!
はっきり言って、この台詞で、「本日、ごっつぁんです!」と思いました。来てよかったと思いました。(そのあと、大分つらかったけど…!!)

「査問会で私を守ってくれました」
そんな室井って、もう、スーパー素晴らしいと思いませんか。
どんなふうに庇ったのか、とかさ。そのときの、沖田の「えっ…」っていう、驚きとかさ。遅れてくる、感動とかさ。あんな無礼なことしたのに!すごくいい人だったんだ…!!という、感激とかさ。あんなことするんじゃなかった!っていう、後悔とかさ。
も、すばらしく美味しいですて。室井がらみのその諸々。
たぶん、沖田って、鳴り物いりで入庁したじゃない。
だから、きっと、レインボーブリッジのときに、室井のことを良く思わないやつらから、色々入れ知恵されたんだろうと思うんだよね。「室井は〜〜だが、君には期待してる」みたいな。あと、室井さん優秀だから、負けらんない、っていう気持ちもあっただろうし。追いつき追い越せ見たいな。室井を追い落とすことが、すなわち、沖田の能力を示すこと、みたいな。あと、室井みたく、所轄に理解を示しすぎる奴が嫌いだ、てのもあったろうし。だから、もう、室井の事を最初から仮想敵みたいに思って、乗り込んできたと思うのね。かといって、室井と、実際に深く話したりしたことはなかったと思うのね。周りからの伝聞と、自分のイメージと、あと、自分で見聞きした僅かなシーンだけで、室井を構成してたと思うのね。もう、沖田の中では、室井はそうとうとんでもない奴になってたと思うわけよ。しかし! レインボーブリッジ事件で失態を演じて、室井に交代されてしまい、そして、その査問会で、室井さんがまさかの援護をしてくれてですね。沖田は、きっと、「えっ、なんか、思ってたのと、ものすっごい違う!!!」って思ったと思うんだよ。そんで、自分が、頭の中だけで、室井を作り上げてたことに気づくわけよね。大ショックですよね。とんでもないことしちまったわけですよね。でもその室井さんは自分を庇ってくれてですね、気にしてないわけないはずなのに、なんか、「そのことはもういい」(室井ボイスで!)という感じなんですよ!!
ニャーーーーーー!!!!  室井、たまらないわよ!!


新城もそうだけど、室井に狼藉を働いて諌められた奴は、みんな、室井を好きになっちゃうんだね。(室井の法則) そうだよなあ。たまらないよなあ、そういうのってなあ。そのカルチャー・ショック、たまらなくときめくと思いませんか。どうですか。だから室井さんには、「理想の上司」なんかじゃなくて、もっと近い、あるときは対立しかねない、先輩であってほしいのです。


真下正義」が面白かったので、また、脇役ムービー作ってほしいです。
今度は、シナリオの面白さとか、展開の面白さとか、もうちょっと考えてもらえたら嬉しいです。「踊る大捜査線」好きなんだもん。頼むよ。本編の続編でも、勿論、超嬉しいですよ! SATの隊長は多めでお願いしたいと思います。隊長ラブ…  次回作を楽しみにしております。