ミスター味っ子


誰が、そこにガーリックパウダーなんか置いたんだッ・・・!!!

どうもこんばんはモリイです。


実家でぎょうさん面白いマンガを読んで帰ってきました。懐かしかった!
いやー、『ミスター味っ子』、すっげえ面白いよ、やっぱり!!
やっぱ兵太君すげえ。最強。
中盤の、カッコいい系になった兵太くんも好きですが、私は、なんといっても初出の朴訥な彼が大好きです。ずんぐりしててカッコよかったー。
博多編、オラ大好きよ。清也くんもいいしさー、潤もいいよネー。
当時はまだ、パティシエブームって来ていなかったんですね。「ケーキ職人」の語に時代を感じました。ちなみに、あの話で、初めて「タピオカ」を知りました。


あのー、あのー、今回読み直して思ったんですけど、
兵太クンと一緒にいる「源二」は、一体、何者なんですか。
兵「太」と、源「二」で、もしかして弟なんですか??
ずっと、友達か何かだと思ってきましたけども、なんか、もしや兄弟?と思ったよね今回。
なぜ、彼が「なか江」に住み込んでいるのか、非常に謎です。
兵太君は完全なプロフェッショナル、見るからに技術に差がありそうな源二を、従業員として普通に雇っているとはどうも考えにくいのでした。となると、やっぱ、血縁とか。早くに死んだご両親の忘れ形見を兵太くんが養っているのですか。そんなのもイイナーと思いました。


源二は、あの、「だ行」が「ら行」になる喋り方が、非常にずるいと思います。
あれだよ、ふぐの白子を最後の隠し玉に使ったときにねー、

源二:「兵ちゃんっ、オレっ、口べたで上手く言えねえんらけどっ…」
兵太:「源二、料理人へのほめ言葉はたった一言でいいんだぜ」
源二:「うまかったよ・・・・・・!!!」
兵太:( ニッコリ )


ヒィーーーー!!!!
ヤ・バーーーーイ!!!!
もう、きゅーーン!きちゃって大変でした。
「兵ちゃん…!」ってジタバタしてました。
泣けるー! 胸しめつけられるー!!
あの兵ちゃんのスマイルも、非常に! 非常に、悶・絶・です!
すげー可愛いのっ。そこまでかなり鬼気迫る雰囲気で押してきた天才・兵太のあのスマイルは、初期の朴訥兵太でなければ醸し出せないミラクルでした。素晴らしか…
TボーンVSランプ のステーキ対決もよかったよネー。
冒頭で叫んでますが、あれ、一体だれがガーリックパウダーなんか置いたわけ。
まちがってるやん! レストランならともかく、味皇グランプリですよ!?
(味「皇」って・・・)
味 対 味 の、真剣勝負なわけじゃん。全存在をかけて闘っているわけじゃないですか。
それも、その決勝戦にだよ? ガーリックパウダーなんか置くのかっ!? 
置いちゃいかんだろ!!!
いやー、もー、昔は全然気にも留めなかったんだけど、今、非常にここが引っかかるわあ。
無意識に手を伸ばした… って、無意識に伸びるようなところにそんなもん置いておくなっ!
兵太君が負けたからゆってるわけじゃないんですよっ。なんつうか、そこにガーリックパウダーがあるということと、味皇グランプリの精神とは、大いに食い違うんじゃないですか?ってことがいいたいんですよっ。
あーもー。思わず熱くなるぜ味皇グランプリ。
このたび読み返して、「味っ子」は、マンガとしてすごい面白いなあと思いました。
構成、ネーム、うまいなあ…とシミジミ。あれ、本当、熱くなるもん! 料理なのに、ちゃんと、「勝負」になってるのがホントにすごいと思う。しかも構成がすごいタイトで、コンパクト。あと、味皇グランプリの話の運び方を、一回目と、二回目で、変えてきてるのもすごいなと思った。一回目では、陽一以外の選手の工夫とかを主に当日の試食の場面で明らかにしていたのが、二回目は「オブザーバー制」にして、当日の前の準備の段階で、それぞれの工程を語り、競い合わせるという・・・ 今まで知ったキャラが競演するとなると、俄然その方が面白い。そんで、試食の場面は、きもちライトにするという。いやー、面白かったー。やっぱり全巻買っておいてよかったよ、当時の自分&きょうだい達!!
うちのきょうだい間では、いまだに、「君のカレーは、固かったんだよ」と言われたら、即座に「グワーーーン!」が出てこないと失格者扱いです。あと、「これ、どう?」って訊かれたときに、「いいんじゃない?」とか適当に応えると、「おためごかしはやめてくれよっ」って言われる。また味っ子読みたいっす。