怒り心頭・総一郎語り 他(62話「決断」)

デスノート最新号読みました。



今日という今日は、心底、捜査本部がヤになった。
なんなんだよ、おまえら!!!
ライトに転がされすぎなんじゃ、コンチクショーー!!!

もう、先々週から、今の捜査本部、嫌でしたよ。
だって私物化じゃん? あのメンバーの。
Lの私設本部とはわけが違うですよ。Lは、個人で、自分で矢面に立ってやってたからね。
それが警察と「手を結んで」いたので、失敗すれば、「L」も責任を問われるのだし。間違えれば切られるし。FBI捜査官を死なせて米国に見放されたし、政治的介入があれば、日本警察から手を切られたし。キラに要求されれば、各国首脳は「Lをテレビに出演させろ」って寄ってたかって言ったし。
あの人が死んだって誰が評価してくれるわけじゃない、恩賞も名誉もない、ただ、身元不明の遺体が、闇から闇へと葬り去られただけですよ。
やりたくてやってたわけだけど。でも、それ相応のものを背負って、一人でやってたわけですよ。


だけど、第2部の本部は、そもそも、警察庁内の本部でしょ。
いくら次長がいるからって、そんな、独断・秘密・特別扱いの連続でいいわけ。いくら優秀だからって、22歳の入庁したての人が、あんな、威張りかえってていいわけ。舌先三寸で、そんな、好き勝手転がされてていいわけ。
俺は、俺は、情けないっすよ・・・!!


誰が情けないって、次長だよ次長。
Lがいなくなって、総一郎はダメな子になりました。
悪い妖精になりました。
次長、ほんと、ライト信用しすぎだ。頼りすぎてますよ。個人的にはそうでもいいが、公的な場で、それは、全く、いかがなものかと思うんですよ。
もう、ほんと、その「とんびが鷹を生んだ」思考、やめてくんねえか。ちぎって投げたいよ。
局長はさ、もう、絶対的に「ライト>自分」だと思ってるね。もちろん局長もすごく優秀で、社会的地位も高いけど、でも、早々にライトの怖いくらいの資質に気づいて、聡い人なゆえに、この子はとんでもない傑物だって畏れてしまってる。(と思う。)
もう1巻の時点から「ライトに一目置いてる感」、ひしひしと伝わってきてましたよ。
ライトが「子供」だったから顕在化してなかっただけで、あの家の中で、ライトに勝てるやつなんか一人もいない。そんななかで、ライトは上手に「子供」をやってた。
局長は、物凄くよく出来た子供に、この上なく期待してた。子供を自分と同レベルまで引き上げようとする親と、反対に、自分より高い地点に子を押し上げることを求める親と、あるとして、局長は、完全に後者のタイプだと思う。もう、ライトが自分を超えていくことを、早くから確信して、本当に楽しみにしていたと思うよ。そのためにならどんな助力も惜しまなかった。なぜライトが警察庁に入ろうと思ったのか、その辺よく分らないけど、何らかのリードをしたにせよ、「言いなり」になるライトじゃないので、息子が自分と同じ道に決めたことは、本当に望外の喜びだったと思う。
他の分野でもきっと大成しただろうけど、自分が死力を尽くしてきた分野だけに、ものすごい嬉しい、みたいな。
そして、きっと、自分が行けないところに、もっと早く、もっと素晴らしい軌跡で、たどり着くだろうって。


んー、で、総一郎のそんなところが私は大好きだったわけなんですけど、
そして、そんな総一郎が、Lと、ライトを巡って確執するのが、もー、血が沸騰するがに素晴らしかったわけなんですけど!
あの、オヤジ、ちょっと、下克上させすぎ。
主導権明け渡しすぎ。
越えていかれるのを待ち望んでいたんでしょうけど、
そんな、あっさり、明け渡しちゃったらダメなんだって〜(それは、私の萌え的にもネ!)
「事実上トップ」なんでしょうよ。どういうことよ?
「ありがとうライト」って! どんなんだソレ!なあ!


ああ、あたしゃ、嘆かわしいよ。ほんと情けないよ。
伊出たんも泣いているよ。相沢も内心ショックだよ。模木は信じようと必死になってるよ。
局長、あなたから、生真面目さと、公平さと、実直さ、正義への責任感、それらを取ったら、一体、何が残るわけ。
1〜6巻で見せた素晴らしい心意気と、今のあなたは、矛盾しているとは思いませんか。
そんな、息子さんの言いなりになってさ、キラ事件のためとはいえ、色々いっぱい秘密にしてさ、情報いじってさ、組織を私物化してさ、それで、一体、夜神総一郎と言えようか!?


もう、間が開いていた4年、L亡き後、その精神的遺産など何も継承されず、
局長は堕落したと。それが結論なんですか。
それで、ファイナルアンサーを出させるのですか? 俺に!?


大体さ、Lがあんなにライトを疑ってたんだからさ、お前ら、もっと、継続してライトを疑えよ!信じすぎてるよ。どう考えても、ライト胡散臭すぎるよ。皆が全然想像もつかないようなことを、ライトだけがちゃんと把握できてて、素早く、的確に筋道を立てて見せるって、そりゃ、「そいつが裏側を知ってるから」だろうがよ!!
だいたい、ライトの言葉って単に「意見」で「推理」でしかないはずなのに、「もうこれしかないよ」的に喋ってること自体が、おかしいんだって。普通じゃないんだって! 
君ら、本当に、あのライトに違和感ないのか。「なんでこんなに自信たっぷりなんだろう?」って、思ったりしないのか。そして、誰も、ライトの「聡さ」を疑ってかかったり、マークしたり密偵しようとしたり、しないわけなんですか!?


こっそりと誰かがそんなことやってくれて、キラをひっくり返してくれたらいいなって、ほんと、心の底から思います。スゲエかっこいいよ! 伊出たんとかよ!模木とかよ!熱く希望だよ! そして、松田!ここで暗躍せずして、君に活路はないよ! 一転大舞台。マジ期待してっから。
相沢はさ、局長の前で、「ライトにも殺人が可能だったかもしれない」って発言したときのこと、もう忘れちゃったの? あの気概、もう、帰ってこないの? 
私、相沢さんが、男気と客観性担当だって、思っていたんだけどね。
それ、今、伊出たんに引き継がれちゃってるね。でも、相沢も、そこに戻ってきてほしいんだよ私。待ってるよ。あのときの相沢は眩しかったけど、今の相沢は…「ヨゴレた後ろめたさ感」で、セクシーだなオイ!! 今も今で結構ヒットなので、まあ、気長に待っていますから☆


いや、しかし、何かを見失った捜査本部にあって、新星・伊出は本当にクールで、かっこよかったね!! でも、流されちった… がんばれ伊出! 表は従ってても、心の中では、疑惑・疑念のままだって信じてる! 撃て、伊出!容赦なく欺瞞を撃ってくれ!! もう、今週の伊出たんは、くっきりと咲き誇る光の花のようでした。もう、伊出のほうが、「Lを継ぐ者」かもしれないと思えてしまったマジで。
これからも、デスノート最後のイデーとして、燦然と輝き続けてください。だから、名前も、「伊出」なんだろ!?





こんな語っちゃうくらいには、デスノートが好きなんですよ。
だから、今週すごく萎えたけど、来週に、やっぱり期待。面白いといいな。
えっと、局長、夢のカリフォルニア?!
うわっ、とりあえず、アロハとサングラス新調しないと!
いやさ、赤丸ジャンプの「第2部の展開総合マップ」の最後に、
粧裕誘拐、そして、舞台はアメリカへ!!」みたいなこと書いてあってさ、
アメリカ!? マジか!?」と気になりつつも、赤丸読んでない人にはネタバレになっちゃうかなあと思って、黙っとったんですよ。
やっと言える。
アメリカ!! マジだった!!
アメリカ進出。結構なことですよ。
やー、つぐみ様の「取材」って一体何の取材だろうと思ってたけど、きっと、アメリカ取材だったんだね。楽しみだなあ。小畑先生の描くアメリカも、楽しみだなあ。
次週、もう、冒頭でいきなりロス着いていそうな気がします。
とりあえず後一週間もあるみたいだから(!)、気長に楽しみにしようっと。


今週は土曜・日曜出社で代休など許されないので、これから、12日間無休連続出勤です。ノ、ノーフューチャー・・・
いや、限界よマジで・・・