今日、一日思ってた。


・・・指パッチンで殺されるのって、やだよね!!






そんな、「灼熱のポール牧」ことロイ・マスタング大佐ですけども、
つくづく、アニメのこの人が、本当に「カッコいい顔」なのかどうかがわかりません。
単に、好みの顔じゃないだけ??
引き続きアニメ「鋼の錬金術師」見てますけども、
何か、すごく、大佐が薄い顔立ちに見えてしまうのは私だけですか。
設定・性格・重要度に比して、どうも、ビジュアルが薄いつうか、つりあわない気がしませんか。
「カッコいいキャラ」だってことは、よく分かるんだけど!
でも、私なんかには、ヒューズのほうが、ずっとカッコよく見えるんだけど!!
でも、アニメ13話「焔VS鋼」終盤で、壊した錬兵場をエドと二人で修繕してるときの、上着を腰に巻いて白シャツ姿でスコップ持った大佐は、カッコよかったネ!似合ってた!
そして、いきなし、ヒューズと二人で密会ですか。思わず、「デエトー!??」って喚いたよ。この人たちは、ホント、仲良さそうでいいね。なにか、企みの匂いがするよね。ああヒューズ… ヒューズいいよね。ヒューズがいると、なにか、会話が秘密めくのがいいよね。なんでヒューズって、あんなに好ましいんだろう。あのとんがったエドも、ヒューズにはかなりの信頼を寄せてますよね。なぜだろう、って思って見ている私も、見てるうちにヒューズが好きになっちゃうもんね。きっと、ヒューズは、持ってる空気が特別なんだと思うね。調査部だから、ってだけじゃなくて(無論そのテクニックもあるだろうけど)、むしろ、生来の資質があるんだと思う。でなきゃマスタングと友達になんかなれない。ヒューズは、他者との間を上手に取り扱える才能があるんだと思う。一緒に居ると気持がいい感じ。そういう人って得がたい。自分にとって、稀有で代わりがきかない人だと分かる。だから親しくなる。ヒューズをなくしたとき、一体どれだけの人の生に、決して埋めようのない穴が空いたんだろう。マスタングの悲嘆は言うまでもないし、そして、私は、エドとアルの兄弟に刻まれた悲しみを、よりいっそう思ってしまう。壮絶で、痛ましいものと思う。もう、あの二人には失ってほしくなかった。これ以上、できることなら。壮絶なマイナスから始めて、やっと手にしたいくつかの幸福だったのに、ささやかな、でも得がたい、人の温かみだったのに、突然に奪い去られてしまって、二人は、どんなに激しく絶望に叩き落されただろう。


魅力の深い人って罪だ。でも好きになったのは、こころを預けたのは、自分のほうだから仕方ない。自ら進んで頼まれてもないのに心をささげ売り渡し、それが永久に奪い去られて或いは地に投げ捨てられて、初めて、その耐え難い痛みに泣く。自らが招いた痛みに泣く。人間って因果だ。でも誰にも心を渡さないほうがいいとは思えない。時が来たら、その「神」の前に出たら、きっとまた性懲りもなく心を渡すだろう。奪い去らせるだろう。自ら、その手に固く持たせて。 等価交換ってなんだろう。等価じゃない、愚かな博打ばっかりだという気がする。こと、人の心や、感情にまつわる事に関しては。愛情は等価でもなし交換でもなし、本当は収支も無視の、愚かな投資、浪費だと思う。帳尻が合わないことがきっとどこかで分かっていて、でも、とめどもなく、投下投入したいのだ。ある日、突然、破綻に殴りつけられるまで。勝てないって分かってて夢見て賭けたりする。それは賭けであり、ゆるやかな自傷でもある。みずから火口に身を晒していく愚行でもある。決してそれで死ぬ気などないのに。 感情は業が深い。愛情は魂を奪う。しかもそれは不可避で、時にみずからトラップにかかりに行く。人間って不思議だ。心なんて、大体、どこにあるかも分からないのに。でも心に生かされ、心に泣かされている。心を食われるのは甘い。なんて因果な生きものなんだろう。