あの日あの時

アシタカにモエなかったら。今の私はここにはいない。
えー、えっと、そんなわけで、只今「ハウルの動く城」にめっちゃ心臓持ってかれてます。

2回見に行って、2度目で、「こんなに感動してどうすんだ!?」ってくらいに感動し。毎日切なくってため息ばかりで、サントラ買って、三曲目「空中散歩」で号泣。
頭の中では常に「♪せかいーのやーくそくー」が流れ、昼飯を咀嚼するリズムが、気づけば三拍子に。アワワ。
も、ほんとに、いい年してここまで宮崎アニメに心奪われてどうすんだ!! と、自分でも、マジで不安を覚えるこの揺さぶられぶり。一体どうしたこと!?


や、最初は、「空いてきたら観に行こう」くらいにしか思っていなかったんですよ?
公開前日の夜まで、心の底から、土曜は一日中寝るぞ!って思っていましたよ。というか、「ハウル」封切りの日だってことも忘れてたし。
それが、あの日、金曜ロードショーのアシタカに心奪われてしまったのが、全ての始まりだったんだ……!


公開前夜、ほんとに偶々テレビをつけたら、アシタカが映ってたんですよ。
「あ、アシタカだ」と。
ちょっとびっくりね。相変わらず可愛いし。あの、遅ればせながら、わたし、アシタカ大好きなんですよ。
なぜ君がここに?と思って、すぐ、あ、そういえば明日「ハウル」だったなと。そんなことを思いつつチャンネルを回してたんですが、結局、「もののけ姫」以上に魅力的な画面がなく。やっぱ宮崎駿ってすごいよな、と思いつつ、かなりやる気なく金曜ロードショーもののけ姫」を見てたんですが、何か、段々と、アシタカが出てくるたびに、魚のようだった自分の目が、爛々と輝いてくるのが分かるんですよ。姿勢も前のめりになってくるんですよ。というか、アシタカね。アシタカさん。あんた、久々に見たけど、ちょっと、かっこいいんじゃないですか? つか、エロいよ!! なんで、そんな、魅惑的なんだよ! 反則!ロープ!ロープ!
終盤、話が差し迫ってくるにつれ、もう頭の中は「アシタカー!アシタカー!」の大合唱。たたら場を襲う騎馬武者と戦うシーンでは、もう、アシタカの「押し通ォーる!」で「キャー!!!」ですよ。
呪いの痣の力を借りて恐ろしい力を発揮し、鬼神のごとく敵をなぎ倒すアシタカ!
モ:「……(悶絶)!!!」 声なき声を発して、モリイ、前のめりに伏す! 危ない!このままではモエ死んでしまう!!

と、そんなあたりで、妹が帰宅して危ういところを助かりました。
それで、妹と一緒に「アシタカかっこいい」いいながら最後まで鑑賞して、ああ、やっぱ宮崎監督のアニメ好きだなあ、と思ったわけです。そんで、日テレの思う壺といいますか、「もののけ姫面白かったー!」と思ってるところに「ハウル」の予告編流れて、やられたわけよ! ものの見事に!!
見たい!見たいぞ! という抜き差しならない気持になってしまい、一日中寝てるとか言っていたのが、次の日、朝六時半に起きて初回を見に行きましたとさ。どんとはれ。  という次第です。

そして、現在に至る。至ってしまう。
先週の私ときたら、ハウルに関わるものなら何でも見たくて、というか、冒頭の空を歩くシーンであの映画に恋をしてしまったのよね。切ない。切ないよ。
かといって映画をそう何度も観れませんので、どうしたものかと思い、思い余ってスマスマまで見てしまう始末。当然ながら、それはまったくダメなコースといいますか、木村さんから「ハウル」に関心を持つのが普通の向きなのに、あの、そこにハウルを探してどうするよ!!(書いてて悲しくなってきたッ!!) 何か、大きく世間に逆行してるよそれ! この、鮭!!

……モリイは、そんなハウルを求める揺曳する心を静めようと、原作本に手を出したのでございます。1巻2巻を買い(カレンダーは我慢いたしました)、いそいそと1巻を読み始めたモリイ。ところが、宮崎ハウルを求めて読み始めたはずが、なんと、ものの見事に原作ハウルにすっ転んでしまったではありませんか!! 
や、原作のハウルが非常によくって、むしろ宮崎ハウルよりスキだ!!という状況に陥ってしまい。昨日は一晩で原作の2巻を読み終え、これが非常に面白くって、かつ、ハウルも非常に良くって、実に幸せな気持になりました。
もし、1巻を読んで、原作が合うなと思われたら、個人的には2巻もおすすめです。是非!



順次、ネタバレも含むレビューもアップしたいと思っているんですが、
今日なんか「モリイ・ハウルにハマるの段」を書いただけで終わってしまった… アレ…
しかも、結局オチは、「自オタ自得」または「自モエ自得」ということでしょうか。(そしてアシタカ。)シーン。いんだよ!これが、私の動力機関!魂のS2機関なんだよ!!(すいませんエスツー機関の意味よくわかってません)
しかしながら、きりきり舞いしすぎて、もちょっと抑えていこうぜーって感じッスね。
これじゃ怪我するで…