劇的! B&A

各種驚きの入り乱れた37話でしたが、今朝、唯一最大の奇声。
本誌44頁1コマ目!
「女性のそういう気持ちを利用するなんて僕にはできない」!!

もう、見た瞬間、「キェエエェーーーーッッ!!?」と。
「キャー」と「ヒエー」がごっちゃになったような声が、ほとばしり出ましたよ! 怪鳥みたいだった。自分。
もうね、このインパクトが、強すぎて。すぐ隣頁の「建設」は、叫ぶ気力もなかったですよ。持っていかれたよライトに。ライトの、白っぷりに。


えっと。
デスノートって、手放すと、持ち主の元の性格も改善されるんですか?
・・・なんということでしょう!
「あの腹黒かったライトの心が、こんなに美しく生まれ変わりました!」

匠ィーー!!!
いや、この場合、つぐみ?


とにかくよ。びっくりだっつうの。

デスノート  HOW TO USE >
ノートを手放すと、殺人その他の記憶を忘れるとともに、自分の性格の元々最悪な部分もすっかり改善されます。「世の中腐ってる」「腐ってるやつは死んだ方がいい」なんて「いつも」思ってた、真っ黒なキミでも大丈夫! きれいさっぱり、真っ白な心に生まれ変ります。


なんてよー!全然知らなかったよ。すげえよデスノート
ライトはどうみたって、最初、今みたいじゃなかったよなあと思うんだけどさあ。
ここまで堂々とこの線で押されては、もう、自分の解釈を変えていかざるを得ないのでしょうか。
なんだ、すげえいいヤツだったんだな、ライト。
ごめんよライト。私、今まで、君のことだいぶ誤解してた。
だめだよね、キラだってだけで、そんな、とんでもないヤツだ、みたいに決めつけて…
S先輩と、「ライトは絶対にエロだ!」って断定して散々話に花を咲かせたことも、「ユリちゃんのことは、一番に電話するくらいには、使える女だと思ってんのよ」とか語ったことも、「ライトって、すーーっごいネチネチしてそう」「でも、終わるとすぐ背中向けたりするんだよ。さっさとシャワー浴びたり」「うっわ。ユリちゃんかわいそー」なんて話したことも、今となってはいい思い出、…違う、大きな誤解でした。ごめんなさい。


なんてな!! 
というかね、こんなこと言ってはいけないのかもしれないけどね、ライト、あんた、デスノート持ってた方が、良かった。ノート持ってるときのあんたの方が、ずっとかっこよくて、ずっと好きだったよ。殺しはいけないと思うはずなのに、キラを魅力的だと思う、自分に正直複雑な気持ち。でも、魅力を感じて惹かれることと、それが、善であり正義であるということとは、必ずしも同じではなく。むしろ、まったく違った問題なのよね。なんだか、正義につきすすむLが、無粋にすら見えてくるから困ったものだわ。やっぱりアンタが悪くないとさ。Lの突撃ぶりが引き立たないわけよ。あーん、なんだか、第三のキラ編ゆううつだわあ。

毒のない美男子なんて、ほんと、保養にもならないや。ちぇっ。