限界。巻頭カラー

巻頭よりも何よりもまず表紙だよ!
目にしたとき、まず、危惧してたような「ピクニック」だとか「お祭り」だとか「もみじ」だとか、「秋」感ただようパラレル絵じゃなくて安心しましたよ。よかった。Lとライトが並んで山道歩いてたりお神輿担いでたり二人三脚したりしてなくてほんとによかったと。
でも、ふたり並んで写ってる・・・!!
素朴な心の声「うっわあ。」
しかも、あきらかに、二人で一組な意匠じゃないの。どうしよう。ふたりそろってこっちを見てる・・・! これを、ラブついてないと判定していいのかどうか、早朝、コンビニにしゃがみこんでしばし悩みました。(ジャンプ、下段に置いてありましたので)
だってさ。これ、明らかに二人で一つの意志を伝えてるだろう。ある意味、充分、親密といえるじゃないですか。えっ、君たち、いま心が一つ? 我々に何を伝えようとしているの? つっか、背中に付いてる白いの、それは、それは、羽根ですかァ!?
ウッヒャーーーーーッ!!!!!
ぶっとび! って感じだったネ! 逆に静かになっちゃった、わたし。そうかあ、羽根かあ。すごいなあ、羨ましいやあ。みたいな。
そんで、本編もいろいろとぶっとんだわけですけど、出勤の時間来まして。部屋を出しなに電気を消して、振り返ったとき、ベッドの上のあの表紙が目に。何か、そのままにしておくのに耐えられず、そっと裏返しましたよ。ええ。なにか、怨霊をときはなったまま、部屋を出て行くようで。
というかさ、この表紙、怖くない?これって、ジャンプなの?これで、部数伸びるの?
も、とにかく表紙のインパクトが強く、ずーっと頭をこの絵が往来していたわけです。
大体、二人してこっちを見てる図ってそれなんだ。なんなの、その、「二人で一組」感。
もうね、お前ら、デュオかと!アイドルかと!!
そうキレ気味に思ったとき、ん?デュオ?アイドル?? と何かが回り始めて、
「・・・ウ、ウィンク!!!」
と思っちゃったらもうダメだった!! ドドーンときた。
この怨念こもった感じったら、もう、ウィンクだよ。こいつら、もう、強烈に景気悪いウィンクにしか見えないよ。それだ、それだよ! という結論に到達して、安らかに午前は過ぎていったのです。
しかし、問題は、その後だった。更なるイタさを自分が発揮しようとは思ってもみなかった。
お昼、給湯室で手を洗いつつウィンク妄想を野に放っていたわけですよ。ちょっと歌とか歌っちゃうわけですよ。
「♪カーラジオ流れる せつなすぎるバラードが 友達のライン壊したのー」 懐かし!
「…♪二人を無口にさせてく」まで来て、覚醒する何か!
「・・・『繋がり合った手』の、甘い罠??!」
JUST!心ごと!!  止まらないもう。やべ。やっべえ。どうしよう?
って、おまえが一番どうしよう。そんなんで、そんな、回転数上げてどうするよ。
しかしながら、もう、脳内はすげえ切ない気持ちでいっぱいだ。
えええ、あなたにドラマ始まっているわけですか?そんなあ! みたいな。
しかもこの歌で行くと、Lちゃんがかわいそうなんだー。「彼女のことなら始めから百も承知」。ニャー…  なんて、そのあたり、自分で自分にどっと疲れる。
「百も承知」ってさ。「きらめく星座が」ってさ。そりゃ、星が出てなくたって、手錠で繋がれてたら無口にもなりますわ。実際。なんて、冷静ぶってみたり。いや、冷静とか以前に、この思考自体がね。そもそも誤りであり、蜃気楼でありね。
でも、心の中は、とめようもなく温かく。ひどく、「…うわー…」な感じのはずなのに。あ、なんつーか、今、楽しいなあ〜と。複雑味の妄想をしみじみと噛み締めた次第です。
おかげで今日、一日楽しかったな。色々ありつつも。


えっと、書いててちょっと心配になってきたんですけど、一応、わたし、普通の会社員です。