なついてんじゃねえ


ええと。先週、デスノ36話「親子」を読んでから、ずっと違和感があったんですよ。

あのさあ。ライト、あんた、なんで、Lにそんな懐いてんの…?
なんで、そんなに友好的なんですか??


デスノートを放棄しても、使用者の感情は残る。
消えるのは、デスノートを持っていた記憶・デスノートで人を殺した記憶・デスノート絡みの行為に関する一連の記憶。という話だったよね。
だから、ミサは、ノートを放棄してもライトのことが好きなままだし。

ミサは、最初にキラに感謝と憧れを抱き、キラに協力したいという強い思いから東京に来た。そんで、目の力によってキラが「夜神ライト」であることを知り、ライトに会いに行って、ますます好きになった。そういう流れでしたよね。つまり、ミサが夜神ライトを好きになったのは、デスノートがらみの行動の中で、ということですよね。
でも、ミサはノートを捨てて「キラ=ライト」であることは忘れたけど、ライトへの「異常なまでの愛(by・L)」は残った。

ということは、たとえデスノートを持って以後の行動の中で生まれた感情でも、ノート絡みの記憶以外は、そのまま残るということではないんですか?


あれ、ちょっとちょっと。ライトはん?
あなた、Lさんのこと、大っ嫌いだったんじゃないんですか?
つか、「殺す!」言ってたじゃないですか! 「処刑」だとか。(処刑かよ)
あんた、19話・その名も「屈辱」で、Lに「私はLです」言われてさア、


「くそっ やられた」
「Lめ… こんな屈辱は生まれて初めてだ」(腹這い)


って、デスノート始まって以来の面白アクションで大騒ぎ…、もとい、憤慨(笑)、していたじゃないの。
ほらもー、拗ねちゃってるよこの人は。(3巻63頁下段右) フンッ、って感じですよ。そんで、いきなり高笑いしてみたり。だ、大丈夫なのかよ…?と心配しちまったよワシは。
つっか、同59頁、アンタ椅子小さいよ! なんか笑えるよ!スーツと合ってなくて!!
そんな、いろいろとアンバランスなキラさまの内面が如実に見られた回だったわけですけれども。弟曰く「デスノート史上に残る」あのブチ切れぶりは、わたくしの心に深く刻み込まれているわけでして。

それが、なに?
「わかった竜崎… 一緒につかまえよう………キラを」


片腹痛いわ!!!

ハキハキッと良い子のお返事してんじゃねえぞこの野郎。なんだその、「よしやるぞ!」っていう顔はッ。いいのかよ。相手は、Lなんだよ? 
アンタが日々、「キイィーーッッ!!忌々しいーーッッ!!!」って思ってた、あの、Lなんですよ?分かってる?
君のあの憎しみは。あの屈辱と、報復の誓いは、どこへ。
いくら忘れたっつっても忘れすぎじゃねえのか、おまえ。と、膝詰めて諭したい気持ちでいっぱいだ。「(菅原文太の声で)キラさんよ… あんた、忘れちゃいけねえことを、忘れっちまってるんじゃねえのかい?」

やー、だから、先週ジャンプ読んで落ち込んだんだー。それもあったんだー。落ち込みっぱなしですよ先週。
なにか、僕の信じていた大切なものが、ことごとく崩れていく気持ちだったんだもん。たとえて言うなら、ミッシェルの「サブリナ・ヘブン」聞いちゃったときのような、そんな気持ち? えっ…、これ、ちょっと、イカンのじゃないの?みたいなさ。次で巻き返してくれたらいいけど、次もこのまんまだったら、正直わたし…みたいなさ。あんまし会えない人とのデートが今イチ不発に終わっちゃったとき、みたいなさ。何か、胸騒ぎ感じて、落ち込んじまいますよ。
ねえキラさん?(こっち向いて? ちがう!それはムーミンだ!)
ノートのこと忘れたのは、それは、それでいいですよ?あの濃いいアクションも、見られないのはしようがないですよ。でもネ。いきなり、違う人になっちゃ、いけないぞと。Lさんも、戸惑っているじゃないの。「……何が何だか わからない」なんて眉寄せちゃって。あの顔を引きだした点は、グッジョブ!グッジョブ・キラ!! あの表情は、わたし的に、ザ・ベストL名鑑に入るプラチナ顔。つかエロ顔?はじめて、素で「かわええ」と思ったんだ Lを。聞いてくれるか若者よ。いや、それは、いいから。
とにかく、あなたは、ちゃんとLに敵愾心を持ってくださいっ! それがライトでしょうが。
あんたそれじゃ、ただの、Lのファンだっつうの。相沢に「一生懸命推理しているメモが」とか言われてんだぞ。父の力になりたく、Lに憧れてライト君も…って、そんなポジションよ今あなた。
だいたい、なにが、「大体 Lらしくないじゃないか 今までのLは全ての事件で確たる証拠を…」だ。いつ知ったんだそんなこと。俺は聞いてないぞ。つか、教えろ。お姉さんにもコソッと教えて頂戴? いやさ、Lの存在は、一般には秘密にされてきたはずでしょうが。警察幹部でさえ、ICPO会議に出席するまで、知らなかったくらいの存在なんですよ? アンタだって、一巻で「な…なんだこいつ!?」って言ったじゃない。それが、ナゼ、「今までのLは全ての事件で確たる証拠を挙げてきた」とかっていう話になるの?
三味線? ひょっとして三味線か? もしそうだったら俺お前尊敬する。あの窮地でよくぞそんなホラ。
なんてな。今な、思ったんだけど、局長かい? 局長のパソコンから、調べたのかい…?
・・・局長ォォーー!! 頼んますよ!!!
そんな、見たがり知りたがりな年頃の息子がいるところに、そうゆう垂涎なネタを置いておくのは、やめてくださいよ! 「やめて下さいよ!!!!」(コビー)
あなたの息子さん、そうとう凄いですよ。「悪だくみ・A 超スゴイ」ですよ。すでに新手のスタンド使い状態ですよ。あなたのパソコンの、極秘捜査状況、全部、ダダ漏れ!!丸分かりだったんですよ。つか、息子がキラと疑われて責任が…とか何とかいうより、ユーのパソコンが息子から丸見えだったその事実その責任を私は問いたい。それは、やっぱ、イカンでしょうが。サツ官として。(横山先生調) やはり、非常に問題あるのではないですか? ライトだって超人じゃないんだもんさー。凄いけど高校生だし、同程度の技術を持ってる人は、いっぱいいると思うわけ。あぶねえよ。
つっかさ、局長、L情報とか集めて、ファイルしてたわけなの? 君も、「Lノート」の徒だったのだね!!仲魔や!
そらやっぱり、刑事局長としては、その辺もしっかりデータをとっておかねば、ということだったんでしょうけど。でも、深夜、Lのことが分からなくなってしまったときなど、ふとパソコンでパスワードつきのデータを開いて、ポチポチとLの昔のことなど…見返していたんでしょうか…? なっ、泣かすーー! 泣かす、局長ォ! そんで、Lは、こんなにしっかり事件を解決してきたんだから、今回もきっと大丈夫だと。「Lなら信じられる」と! そう自分を立て直して、また頑張ろうと思う午前四時。そんな、いいお話の裏側に、キラの目が!
ほんと、夢にも思わねっすよね。悪いのは、ハッキングが出来る力だ、とか言わないで下さいね。お父さんのそんな心のよろめきまでも、覗き見て知ってしまえるキラ様の手腕。あんたほんとすげえぜ。実際のところ、あんた、Lのことどこまで知ってんの? しかも、来週からは、密着24時だっていうじゃないの。おいおいおいおい。
・・・俺と、手を組まないか?




なんてな。明日はジャンプだ! わーい!
表紙&巻頭カラーということですけども。「どんな表紙なんだろう?」と思いつつ、先週ライトがやたらLに友好的だったことを思い。「…すげえラブついた表紙だったら、どうしよう!!!」などと、ザッ!と血の気が引いてしまった次第でございます。ないから。
37話、楽しみだなッ!
これも、思ったんだけど、ミサはライトのこと好きだけど、ライトは、ミサのことは「うざい」「使えるだけ使ったら、捨てよう」と思ってるわけよね。そこんとこ、忘れんといてくださいよライトはん! 36話、車で会ったときの「ミサ」に一抹の不安を感じつつ。来週、ふつうーにカップルライフしてたら、どうしよう。L付きね。それはそれで、ちょっと、ときめくわね。あきらかに、コブなL。「あ、おかまいなく」なL。
俺が、お前ば構っちゃる…!! って感じっスね! そんな変態さんな日曜日です。