「さすらいの女王」に夢中よ

週刊文春中村うさぎの連載「さすらいの女王」を毎週読んでいるが、
これまでの「レズビアンに走ったけど、なんでか全然モテなかった」という話から、最近、
「税金滞納と口座差し押さえ宣言・区役所との息詰まる攻防」に話題が移っている。
これぞ、中村うさぎの真骨頂…!!!
ルーチンでチェックしていた部分もあったけど、ここ数週間は、緊迫して雑誌を開いてます。
ほんとに面白い。うさぎさんは、このまま、口座をさしおさえられてしまうのだろうか。
でも、一ヶ月四十万円の納税なんて、読者の私が読んでも「無理じゃない?」と思うもの。
中村うさぎは、そのへんで嘘を書くほどヘタレな作家ではないと思うので、
本当に無理なんだと思う。(無理な事態に陥った原因は、彼女にあるんだろうけど。)
税金の計算って、借金返済とかの「出ていくベース」じゃなくって、
収入とか、資産とかの、「入ってくる、あるいは持っているベース」で図られてるんだなあ、と、
つくづく感じる次第です。


今週の「さすらいの女王」を読んでふと思ったけど、
小室氏が借金苦に陥った要因って、当然金遣いもあるのだろうけど、
税金による支出も大きかったのかもね…
二億からの収入はあったようだし、税金も相当なものになるよね。
報道では、収入の二億はそのまま借金の返済へ、みたいなことを言っていたけど、
税金で取られる分を差し引いたら、純粋な収入としては、もう少し少なくなるんだろうし。


ところで、雑誌では表紙やグラビアは別として、本分の中では奇数ページの小口側、というのが一番いい場所でありまして、
たとえば、高い広告なんかは、奇数ページの小口側、しかも前の方、に載せるわけですが。
「さすらいの女王」は一ページ記事なんですけど、一時期は、偶数ページに掲載されておりました。
それも、150ページ台とか、真ん中より後ろに行った時期もありました。
安野モヨコの「食いいぢ」が96ページ(これは見開き記事)に掲載されているのに、
我らのうさぎが150ページ以降とかで、くーっ! と悔し涙を飲んだ日もありました。
が、最近は、ずっと、奇数ページの掲載を維持。それも、前の方になってきてる。
ああ、嬉しい、やっぱり最近面白いもん…、と、ひとりにんまりする深夜のコンビニであります。
自分、「ミザリー」入ってるよ(笑)