鷲巣さまの愛らしさを考える〜2007夏

考えるまでもなく、愛らしいだろっ…! どうもこんにちは、森井です。
いま、うっかり、「どうもこんにちは、アカギです」と、打ちかけて焦りました。のりうつった…! しげるが!!
スタンド、「シネバタスカル・ノニ」の発動…? いやほんと、素で、しげるは愛らしさを感じていると思うんですよ。鷲巣さまにね。


こちら id:emifuwa:20070727  の鷲巣さま語りに
しみじみとうなずくわけなんですが、
本当、愛らしいですよ、鷲巣巌は・・・
TBの記事では「天使」と表現しておられますけれども、「天使」。 超わかる。



で、もっとこう、帝王な感じ。支配者な感じ。
ああ、あの魅力をなんと表現したものか・・・? と、終日、考え込むわけですよ。
自分の「鷲巣インプレッション・エリア」を掘り進み、言葉を捜してみるわけですよ。鷲巣さまの魅力について、言語化を試みてみるわけですよ。いま、かつてなく本気の自分を発見する、27歳・夏。いいのか。それでいいのかと思いつつ、うーーーっっ、と呻吟して、出た。


鷲巣さまの魅力、それは、オリンポスの神々 的な魅力だと。


鷲巣さまの魅力って・・・ 帝王であって覇王であって、ノーブルで、天上的であって。でも、「一神教」的なコードとも、ちょっと違ってて・・・
ほんなら多神教? やおよろず…っていうか、ギリシャだ!! みたいな。
「オリンポス」の語が浮かんだ瞬間、自分の中で、すとーん! と落ちました。
そっか、ここだったかっ、と。


ほんとう、鷲巣さまの魅力って、オリンポスの神々的なそれだと思う。ディオニュソス的とでも言えばいいのかしら。
福本作品の基本的な人間観とも関わっていると思うのですが、ものすごく原初的な部分での「人間」性の、発露があると思うんですよ。福本作品には。それがインパクトだし、あの、心を掴んで離さない魅力に、つながってると思う。
で、鷲巣さまはその福本キャラの中でもとりわけ、ものすっっごい「好き勝手」っていうか。
「自在」すぎて、読んでて、時々、呆然とするときがある(笑)
そのくらい、外からの価値観とか規範意識とかを振り切って「王」な存在で、で、それなのに(それゆえに?)ものすごく、ノーブル。自由自在、放埓、欲するところの指し示すままに、動く。もうよせってくらい、動いちゃう(笑)。 そんな鷲巣さまが、もう、ものすごく魅力的。それはなんというか、「生きてる!」ってことの魅力。そのいとしさというか、愛らしさっていうか。理屈を超えて「ラブい…!」って思っちゃう。その魅力って、オリンポス的な、ギリシア神話的な脈に、通じるなあと思うのでした。福本作品の根の価値観には、そういう視座での、或る意味での人間賛歌が、あるんじゃないかなと思う。



(ここから、まったくバカ話なんですけど、)
アカギなんか、うっかり、ギリシア神話にいそうではないですか(笑)
あっそうか、ジュピターの、海に捨てられた陰茎の、泡の中から、アカギが!



いま、布を着せかけようとしているのは、南郷さんです。


そうか、だから、アカギの髪の毛は白いんですね…!(違う)
ひとつ、真理を知った思いがします。


もうほんと、鷲巣さまは、アカギ連れで地中海に国外退去(と書いてバカンス)して。ずっと麻雀をしていればいいんじゃないの、なんて思うんですけど。
鷲巣さまはヨーロピアンな雰囲気ですけど、案外、地中海もお似合いになるんじゃないかしら。麻のシャツに、麦藁帽子がお素敵… そんで、吉岡(岡本?)が、パラソルを差しかけてさしあげると良い!
「近麻」本編、早く決着はついてほしいわけですが… 今の、鷲巣さまと、アカギとの拮抗が、とても素晴らしいもので。まぎれもなく、そこに終局が訪れてしまうのが、せつないところであります。終わってほしいようで、終わってほしくない!







                                                    • -

ちなみに・・・

この漫画の話をしているんですのよ…?
ギリシャだなんだって、もう、何かと・笑)


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