照、マジ可愛いっていうの。



あらゆるものが照につながり、心おどろかす今日この頃。皆様いかがお過ごしですか。(じゃねえよ)

12巻発売と相成り、いろんなとこで、ヒドい言われようをしている照だけど、私はやっぱり照が大好きなんですよ。
先日デスノ12巻買いましたけど、も、週刊連載でショックは充分堪能しているんでね、一周回った目線で細部を楽しむわけですが、もーさ! 照が、可愛すぎてどうしたらいいか分かんないってのよ。照を可愛がりたくてしょうがない。同人アプローチの王道「幸せにしたい」ってのがありますが、私の考えることはそんな大きな愛ではありませんで、も、照をなんつーか「ギュー!」って(ほっぺとか… ああ、嘘!そんなんしたらかわいそう!)したい感じでいっぱいいっぱいです。でも、照、インクと紙で出来上がってる人だから。どうにも手がとどかないのでもどかしいわけです。だから、人(ていうか同人の人)は、お話をつくるわけなのね。別の宇宙を講じて対象と関わりあおうとする試み。まるで、ひとり七夕


そういう意味で、原作キャラのみを用いるパロディも、ドリーム小説も、まるで、違いはないと思う私でした。ドリーム小説は「既存のキャラ」という盾というか隠れ蓑というかがなく、ダイレクト「作者」(ほんとは、完全に「イコール作者」ではないと思うんだけど。)と受け取られる分、殻が一枚少なくて、繊細だと感じる。(優劣ってことじゃなく。) ドリーム小説サイトを巡っていて感じる、独特のひっそりした空気は、そのハード面(テキスト本体の成り立ち方、という)の繊細さから来ているようにも思う。


さて、照に飢えるわたくし、このほど、照ドリーム小説めぐりに旅立ちまして。
思ったのは、結構、やっぱり、「一個の人」として照と関わりあおうとすると、難航するよなあ… ということだった。Lドリ・月ドリ・松田ドリ、と私の読んだ範囲のドリ作品と傾向を比較すると、どうも照は、「照そのものを試行錯誤している」という雰囲気の作品が多いような。
照、キャラ立ちしてるようで、微妙に、分からないんだよね。いろいろなことが。
そして、ここが大きいんだけど、キャラでない「普通の人」として関わりあいたい場合、あまりにも、とりつくしまがなさすぎる!
照は、神に対してはエンジェルかもしれないけど、普通に会ったら、あれ、結構むずかしい性格だよね。もう、ほんと「同僚・先輩・上司」「幼馴染・同級生」「刑事事件周辺の仕事の人(司法・警察・探偵・記者)」これくらいしかアクセス権がないような気がしますよ。
自分神照なもんで、すっかり、照はスウィートで従順なもんだと思い込んでいたけど、リアル照は結構性格きびしいし、難しいよな、と再認識させられた。



しかし、ともかくも照は可愛いんですよ。あー愛してる。
上の、「幸せにしたい」の話に戻るけど、照の「幸せ」ってなんなんでしょうね? と今日、会社の帰りに考えていた。
私が思うには、やっぱり、キラに出会わなくて(ライトがキラにならず、キラが存在しなくて)、キラ信者になんかならなくて、自分が天職だと信じる検事の仕事を全うして、検察に魅上照ありとうたわれちゃったりすることが、「幸せ」なんじゃないのかなーと。普通に、そう思ったり。
(だから、神照じゃ完全にアウトなんですよ、幸せ的に。)
享年27歳って若過ぎ。
せっかく、自分の望む仕事に就いてこれからっていうときに、あたら若い命を散らしてしまって、そのへんマジに考えるとほんとに「ズーン…」ってなる。


11巻の照の話を何回も読んでて(それはセリフを拾う必要があったからなのだが)、気がついたことは、照の中の「神」は、キラが出現するずっと前から、照の中に既にいたということ。
何を今更という感じだが、そのへんを、なんかこう深く、「ああ、そうだったのか」と気がつかされたわけです。照がもともと感じていた「神」の存在にキラがリンクしてしまったのであって、照が「神」「神」って言ってる神は、100%キラ由来成分じゃなくて(すごいヤな成分だ・笑)、今までの照の心の中の文脈・フィールドとリンクして、その「神なるもの」が増幅されている。意味が持ち出しされてるわけですよ。これまでの照の精神史・人生史の中から。
それって、もう、どうしようもないっていうか。
照がああなったのは、照が照だったからで、なんかこう、ライトがキラになったのとはまた違う、もしかしてそれよりも深い(と私は思ってるんだけど)、業というかどうしようもなさみたいなのがあって、もう、ひたすら、 なんということでしょう…… というか。その前に立ち尽くす思いです。



そんな照がもっとみんなに好かれたらいいナー、というのが私のはかない願いであります。