名探偵コナン 銀翼の奇術師


(ネタバレはなしの方向で)


またもコナン映画を、見た!
「奇術師」と書いて「マジシャン」と読む、ご存知、待ってましたの「怪盗キッド」登場作品です。
いやー、ほんともうキッドは、良いよね…!!
「探偵たちの鎮魂歌」で久々にキッドに会ったので(オールキャラですから!)、キッドものが見たくて、「水平線上の陰謀」と一緒に借りてきてしまいました。
ちなみに、コナン映画における「キッドもの」には、言わずもがな「世紀末の魔術師」もあります。これがまたええねん…


さて、映画では第二回目となる「キッドもの」、「銀翼の奇術師」。これは映画第八弾で、おととしのコナン映画でした。これは劇場に見に行きまして。
面白かったので、もう一回見直そうと思って借りてきたわけですが、
いやあ! 二回目の方が、もっと、面白かった…!!!


これは、けっこう嬉しい誤算でした。
謎解きとか、一回めに分かりきれなかった部分がおさらいできればいいや〜(あとキッド)、ってぐらいの気持で見てたので、見終わった瞬間、
「いや〜ん!! おもろいっつうのーーー!!!」って言いながら、拍手。
心臓ドッキドキで、ちょっとこう、陶然と。
今までわかりきれてなくて、スマンかった…! っていう気持になった。


これは、「挑め!上空1万フィートの密室殺人!」というコピーの通りの「飛行機もの」なわけですが、その「飛行機もの」ってあたりが、かなり、楽しめる作りになっている…!
初見は「ヒィー!」とか「どうなるのー!」とか「キッドー!」とかで手一杯だったわけだけど(ごめん、いつもこんなんよ、私の第一印象は…)、そのへんが薄れた2周目、薄れてるのに、ムチャ、面白かったもん…! むしろ2回目の方が。
それって、中身が、しっかり面白いっていうことですよね。しかも私、オチまで知ってるのに。
大型作品になったときにありがちな「人物関係の煩雑さ」っていうのも、ほとんどなくて。「飛行機」にプラスされる、「殺人」の部分っていうんですか、そのへんが、コンパクトですんなり飲み込めて、ストレスが少なかったです。この次の年の「水平線上の陰謀」に比べると、かなり、出色の分かりやすさだと思う。アクションがアクションとしてパキッと立っているのも、良かった…!
あと、これは個人的な好みなんですけど、飛行機・空港関係の人って、(機長とか管制塔の人とかー)ナイスミドルな、オヤジが多いんですよ…! 口ひげとか生やしちゃってね、頭よさそうで、一所懸命、命を預かる仕事を頑張ってるおじさん方っていうんですか。もう、そんな端々にまで、萌えで。ああサイコー… って感じの、コナン映画でした。
続いてはネタバレ感想!