自己分析とか


うわー、すっげえ落ち込むー
新卒での就職活動の時分から、自己分析なるものが憂鬱で憂鬱でしかたがありません。
今回は「職務経歴書」もあるネ。
でも、大学のときのエントリーシートよりはずっとましですね。
しかしながら、職務経歴書の大枠を書き出してみると、
ホント、わたしって、何にもないのねと・・・
何にもないはずないんだけれど、なんというか、ものすごく無力感にさいなまれます。

自己分析の恐ろしいところは、私だけかもしれませんが、ただ分析すればいいものを、
「私のこれまでって一体なんだったんだろう・・・」という大状況にまで思いが至ってしまうところで、も、なんつーか、めためたにブルージー
こういうとき、大学でスポーツやってたわけでもなく、かといって音楽やってたわけでもなく、メディア研究会とかで文化論やったわけでもなく、ただ、ひとり講義に通っては、読書とおたく趣味に明け暮れていた四年間が、ものすごく後ろぐらいものに思えてしまってたまりません。なぜだ。楽しい四年間だったはずなのに。いや、それはね、おたく趣味や読書が悪いんでなくて、わたくしが、その他の部分で自分の市場価値を高める努力をしなかったことがすべての原因なんでした。あまりにも怠りすぎてました。そんで、気づいたときには就活でした。もう、バカバカ!アホンダラ!!って思いますよね本当にもう。就活の間中、そのツケを体いっぱいに感じながら日々活動していましたね。だって、もう、「大学時代、熱中したことは何ですか?」で、「うッ…!」ですよ。やっぱ、「はい!デビサマの同人誌発行に燃えていました!」って、ゆえないですよね。就職活動というベースに立って発言するわけだから、言うに適したことでもない。今思うに、本そのものとしても小説そのものとしても、クオリティといったら惨憺たるものです。でも、出来は別としても、自分がものすごく打ち込んで考えて作り上げたことには変わりがなくって、多くの時間を確実にそこに投入していて、にもかかわらず、言えないということは、「無い」ということと同じことになる。主張出来ないとわかっていても、「無い」ことになるというのはものすっごく辛かった。世の中には受け入れられる熱中と、そうでない熱中がある、それはある意味当たり前のことなのに21の歳まで気がつかずに、もう、本当何やってんだ。世間知らずにもほどがあるよと。
本当に恥ずかしい話ですけど、就職活動が始まるよ、というぎりぎりのときまで、自分のライフプランとかキャリアプランとかを具体的に考えたことがなかったです。文字や文章にかかわる仕事、というのは大学に入る前から思っていたけど、じゃあ具体的にどういう職について…というのは、全然考えてこなかった。それがものすごく人気がある職種で募集する母体数も少なくて…っていうのも知らなかった。
いや、これって、本当に救いようがないというか、限りない恥だと思います。確実に人生最大の大間違いだと思います。で、今も、ずっとそのツケを支払い続けているって思います。それにもかかわらず、なんとか卒業前に、出版関係の会社に職を得られたのは、運が良かったとしかいいようがありません。
今思うに、私が「辛い辞めたい」言いながらも今の会社でこれまでやってきたのは、一つには自分のやりたい職種だったこと。あれだけ望んだ仕事だっただけに、もし企業風土さえ良かったなら、私にとっては充分な仕事だと思います。何年後かに転職したとしても、今みたいに、焦って次を探したりなどしていなかったと思う。
そしてもう一つは、あんなに七転八倒した末に得た仕事なんだから、そう簡単には手放したくない、という気持ちがある。端的に言えば、惜しい、という気持ち。そして、怖い、という気持ち。就職活動そのものへの怖さ、恐れがあります。なんだか最近、追い詰められたような、悪い夢ばっかり見るのも、多分就活を始めようとしていることへの嫌悪感みたいなものがあるんじゃないのかな。
だけど思うのは、好きな仕事だ、という気持ちはともかくとして、就活がいやだ、という気持ちに負けて二の足を踏んでいては、自分はどこへもいけないのだということです。好きな仕事だけど、ここで、五年十年とやっていけるとは、自分にはどうしても思えないし、正直あと一年だって、精神的にもつのか?という感じ。やっぱし転職は避けては通れないと思う。でも、どこかで、このままやっていけなくもないんじゃないのォー、という、願望に似た声が差し込んでくる。「なにも面倒くさいことしなくても、このまま耐えていればいいじゃん」という。十二月ぐらいからずっとその声に揺らされ続けていた。だけど、プラス要因でなく、マイナス要因での行動の引き伸ばしだと今日気がついて、それはイカン、と思った。何がいけないかというと、その考え方っていうのは、マイナス要素さえまるでプラスであるかのように錯覚させて、願望と憶測で現実をゆがめるからだ。プラスなら本当のプラス、マイナスなら、本当のマイナスを見なければ意味がないし次に進めない。


今は全然、どんな仕事がしたいのかとかどんなふうに生きていきたいのかとか方向が定まらないけれど、じっと家で考えていても進まないというのは前回得た教訓なので、とにかく求人に応募してみようと思う。そうやって行動していけば、今の辞めしぶっている気持ちや不安にも現実的に整理がついて、先が開けてくるだろうと思う。新卒の頃と比べてましなのは、今ともかくも仕事があって、ちゃんと収入があることだ。それから、卒業っていうデッドラインがないことだ。(新卒でなくなる恐怖っていったら、ものすごかった。)もしかして社で物凄く嫌なことが起きてもう勤められない、ってなるかも分からないけど、それはまた別の話で。それに、本当にささやかなものではあるけれど、自分が確実にこれやった、という職務経歴書を元に自分を語れるのは嬉しい。認められないかもしれないけれど、そんなこと言ったってこうなんだから仕方が無いんだし。どうしてもだめならまた他の道を考えればいいんだし、怖れずにやってみようって思う。


「怖れずにやってみよう」これが今日の結論。