「える セブンティーン」


や、それもですけどね、あんなにイキイキとマネージャーやってる松田にちょっと目を開かれたわけよ。松田、マネージャー似合う!向いとる!
松田って、なにごとも面白がれるというか、のっていけちゃうところがあると思うわけ。だからこそ、キラ捜査なんかも続けられるんだと思うし。松田って、何か目の前のものに取り組んで、それが人から感謝されたり、成果が出たりっていうのが、素直に嬉しいタイプなんだと思うわけ。それも、自分のためによりも、「人のためになる」ことに張り切っちゃう。そんな天性を持ってるんじゃないかと。
だから、ほんと、あんたマネージャー嵌ってるよ! キラ事件が終わったら警察やめてマネージャーに転職してる松田が頭に浮かんだよ。つか、普通に、『はるか17』にいそうだ!「ウチの『える』を、よろしくお願いします!!」とかゆって!!
ウ・ワー。はまってる。はまってるよマツダ
「ああ、宣材? そこに置いといて」とかゆわれて、「ハイッ」って言って机に置いていこうとするんだけど、既に他のアイドルの宣材が山積みで。うわ、こんなに売り込みあるのかよーと思いながら、一番上に目立つように置いてさあ。「頼むぞ!」って手を合わせてる松田が!目に浮かびすぎるよ!!  (※『はるか17』の1シーン)

きた、きた、きたよ。
ほんだらもう、社長は局長だね!
真面目一徹で凄く有能なんだけど、曲がったことが出来ないばかりに、万年零細プロダクションなの。売りは良心。なんちて。タレントには超やさしいけど、ビジネス的にはそれどうよっていう経営方針の夜神プロ。バックもコネも金もなく今日も頑張る、そんな局長を支えるのは、寡黙だが堅実一途の中堅マネ・模木。アイドルの我儘にも包容力で耐える漢。ほんで、口うるさいが、面倒見がよく仕事きっちりな経理&総務は相沢だ。そして、こないだ入ったばっかり、熱意はあるが、今イチ詰めの甘い楽観マネ・マツダ
おお。いける。いけるよ、「える セブンティーン」!

そんで、業界最大手ファインプロの気鋭の新人アイドル、「キラ」と、死闘を繰り広げると!! わー!
オーディションで、容赦なくライバルのニセ胸を暴き立てるキラ!!
「てめえの力だけで売れたんじゃねえんだよ! ざけんな!!」っつって、控え室で机蹴りつけるキラ!!
は、はまってるー。イイ!イイよ、キラ! はまりすぎてるよ!!
女優のみならず、新世界の神を目指す超野心家アイドルだよ!

ほんで、夜神プロの「える」とは映画のオーディションで初めて会って。始めは「なんだこのカッペ」くらいにしか思ってなかったんだけど。しかも、いきなり斜め後ろから「私はえるです」って挨拶されて、キラさまガン引き。足ぐらつきつつ、「変なヤツだとは思っていたが、マジでおかしいのか?」みたいな。
しかし、ニセ胸に付けこんで蹴落としたライバルが、奇遇にも「える」と少しだけ知り合いで。泣き崩れる知り合いを前に義憤に燃えた「える」が、演技審査(いじめられた弟を励ます演技)で、突如、


「誰!? 誰が泣かせたんです!!」
「言わなくてもわかってます……
 あなたですね。……必ずおまえを捜し出して始末する…!!」


などと、いきなりのLショーをぶちかまし!(つかそれ、演技でもなんでもない)
キラ:「える・・・おそろしい子・・・!!」

出来レースで役は射止めたものの、会場全体の注目を奪われた屈辱は、どうにも拭いがたく、憤るキラ!
「くそっ! やられた!!」
「えるめ…… こんな屈辱は生まれて初めてだ!!」(腹ばい)


ほんで、「える」の事務所の夜神社長が、実はキラの実の父親だったという裏設定までもが飛び出し!
どうする、どうなる「えるセブンティーン」、次号、「限界。巻頭カラー」!!!



・・・このあたりで、わたくしも、そろそろ限界です。