君がいない


つーかよ… 今週のデスノ、なにか、「つまらな」っていうか…
三時寝・六時半起きでジャンプ買いに行ったのに、一週間心待ちにしてたのに、あんま面白く…な、い…
正直そんな感想を持ってしまって、止めようもなく滅入る自分をもてあます今日。そんな自分が自分で謎。
あんなに、心待ちにしていたデスノート。僕の大好きなデスノート。つまらないはずがないじゃないの? なんで? 夜叉丸、なんでなの?? と一日考えていたら、夕方四時ごろ、ふと答えが出ました。



キラが、いなかったからだ!!!


ガーーーン!!!
私、今まで、アンチ・キラ派だったんですよ!!
や、勿論、キラは嫌いではないんですよ。好きなんですよ。すげえ面白いし。暇しないし。しかし、折に触れ「…キラ、すっげえ。カッコいい」と思っても、「いや!ダメ!あいつは、人殺しなんだよ。悪なんだよ!!」と自分に言い聞かせてきたのでした。
素でキラに「キャー!」言うことが、どうしても抵抗があって。いくらかっこよくても、悪! やってることは、巨悪!! という思いがあったのでした。
コミックス読み返しては、紙面に向かって、「おまえのしていることは……悪だ!!」って言ってみたり。(そこから「ギャー!Lー!!」となるわけですが。)

それが、それが、アタシ…
キラがいないのが、寂しい!
キラの不在が寂しい! 物足りない!! デスノが、食い足りない!! 
普通に、Lが、容赦なくカッ飛ばしているというのに! つか、これが一番ショックだったよね。わたし、Lひとりだけでは、足りなくなってしまったのねと。そんな自分に驚愕。

考えてみれば、キラ(デスノートを持っている状態のライト)がいない話なんて、今まで一話だって読んだことがない。そんなライトなんて、一話冒頭の数コマでしか会ったことないんだよね。
やはり、私には、どこまでも「ライト即ちキラ、キラ即ちライト」なのであって。キラでないライトなどもうライトじゃないのよ、正味な話。ライトのことは、「コイツ可笑しい!ウケる!!」とか思っていたけど、散々笑わせてもらってきたけど、
私、そんな貴方が、好きだったみたいよ!! 
ま、負けた… やー、もー、あの凶悪な顔のキラに!会いたい!!


やっべ。
今まで、「殺人者」という思いからキラに対してちょっと引いた目で接してきたんですけど。普通に「キャー☆」とか、全く出来なかったんですけど。
今に、キラ月が復活してきたら、もう手放しで「ギャーー!キラ様ーー!!」とかゆってしまう!ゆってしまうよ!! 手ェ振っちゃうよ!「待ってたわぁー!」なんて。ウッワ。世も末ですよ自分。
やー、これはもう、見た目はイケメン(服以外)だけど、殺人者ということで、いまいち分別くさい読者の熱狂を得られなかったキラを、ここで一気にスターダムにのし上げようという、陰謀としか! 思えないですよ!っていうくらい、私嵌ってるよ。キラさんに会いたいですよ。
今思いましたけど、こないだまではヒゲという張りがありましたけど、今週からは、キラ復活待ちという張りが得られたわけですか。うーれしーい。
つうか、もうほんと、記憶なくしてるライトを見るに堪えないの。だるい。「キラ」でないライトなんて、これっぽっちも興味がないのよ。(とかいって来週、マジ惚れしてたりして。)


・・・つうかよ。
キラがいてくれないと、Lが、ひとりで「とっても変な人」なんだよ!!
そっか、だから、今日、私落ち込んでたんだよ! それもあって!
だってもう、ほんと、今回のLはちょっと行き過ぎていましたね。L的には全く普通なんですよ。L道としては、まるでいつもの線で、むしろかわいい方だったと思うんですが。
でも、ライトが、こともあろうに記憶喪失で! 奴が白ライトになってるばっかりに、Lが、まるで「一人で行き過ぎてる酷なヤツ」になっちゃってる格好でしたよね。
違う!違うんだ!!そいつは、キラなんだ! もう、50日どころか、500日だってそうして転がしとけってくらいのヤツなんだ! おまえはキラかもではなくキラだ!
それをー。それをよー。折角キラの身柄確保に成功したというのに、記憶喪失!キオクソウシツ!?
伊集院少尉かお前は、えっ? 手に負えねっつうの。
記憶喪失っていうのはなあ、少女漫画でヒロインとかヒロインの彼とかが陥る症状なんですよ? 『オルフェウスの窓』のユリウスもそうだった。『リボンの騎士』ではフランツ王子が記憶をとられてた(確か)。サファイアも、女の子の心が男の子の心に入れ替わると、王子への愛を忘れてしまいますね。 ・・・何ですか? あなたも、少女漫画の人だったわけですか? 夜神ライト君!?(L調) 違うでしょう。そうじゃないでしょう。だったら早く、記憶を戻して最凶王キラとして再臨してくださいね。お願いしますよ。


もうホント、「何が何だかわからない」。そうとも、わかるはずがないさ。もう、死神レムはやりたい放題だ。件のキラは記憶喪失でその上新たなるキラⅢが出現!? わー、もー、Lさん大変だよ。なんてったって、「ノート」ですから。真相は、死神ですから。
そんなわけで、今週、「L、がんばれ!!」と強く思った次第です。何だよお前ら。超自然的すぎるよ。個人的にはあんまり死神に出張られると、理詰めとトンデモのバランスが崩れてうまくないと思う次第で御座候。
でも、何だかんだいってLさんは、第二のキラは物証も固めて確保し、本キラは、記憶を消させてしまったとはいえ、夜神ライトに目星をつけて、身柄を拘束するところまでいったわけです。すごいよLさん。死神相手に、ほんと凄いよ。ノートだけに、何もつかめないように思うけど、人間が動けば何がしか痕跡が残るものなんですね。死神がむやみやたらに動かなければ、人間による、きわめて見破りにくい形の殺人、ということですからね。(だから、あまり、死神に活躍されると…ムニャムニャ) きっと第三のキラも、じきにお縄になって、Lの前に引きずり出されてくると思う次第でございます。