マツダの愚挙とL、そして局長

とりあえず、今日まつだが嫌いになった。
第一印象「なんだコイツ!!」越権行為だよ!!
Lさんの命がけの捜査行動を、うかつな行動でムダにしかねなかったじゃないですか!
というか、それよりもなによりも、本誌86頁、1コマ目!!!
おまえのその、調子のった表情が気に食わんのじゃ!なんかほんとヤだった!!
リンゴとか投げ込んでやろうかと思ったほんとにもー。

しかしながら、Lの、「松田!!」
これはよかった。これはよかった!
これを引き出しただけでも松田の散った価値はあった。
こういう、Lの本心が出ました的セリフはとっても嬉しいですね。
「松田!!」ガッ!!(手を掴む)  
ニャ、ニャーーッ!!!?  思わず猫になったよ。

やっぱり、Lって、敬語つかっていながらも、これっぽちも敬意なんか払っていないのよ。力関係は上だけどいちお年上だとか、そんな諸々で、「便宜上」さんづけで呼んでいるに過ぎないのよ。そして、そんなLが、激スキ!
しょっちゅうLは、「〜していいですよ、いや、〜してください」とか言い直しているけど、それってLしゃべりの一環と思ってたけど、Lの心境を表してもいたのだね。むしろそっちの方だったのだね。ほんとは、L、捜査本部など、きっと「ああして・こうして」で使いたいんだよ。手足のように。というか、それが、本当はあるべきカタチなんだよL的に。それがやれるのが、信頼関係なんだよ。それが実現されているのが、Lとワタリとの関係なんだよ。

そして、そこに、一番近づけそうなのが、若いマツダや相沢じゃなくって、局長というのが、興味深いところ。局長はきっと、Lに、ああして、こうして言われても、さっと従えそうな気がする。顔見世した最初のあたりから、局長はLに対して、わりと素直だった。だから、私は局長が大好きなのだった。この人えらい、かっこいい、って思った。それは局長の、キャリアの階段を上ってきた人ゆえの上位下達関係への順応力の高さなのか、それとも、それだけ、キラ事件に対して本気ということなのか、単に、心理レベルで、Lを認めていて率直に従えてしまうのか、多分、どれもそれぞれにあるのだと思う。一ついえるのは、局長はくだらないプライドとかには、縛られていないということで、それが、たまらなくかっこいいと私には思えるのでした。私は本当に局長のことが大好きです。(告白しちまった。) こんな人を悲しませて、ライトの野郎…!!って思うよホント。
多分、Lも、局長のことは好きなんだと思う。Lは、おそらく、歳が近いだろう松田とか、或いはライトとかより、ずっと年上の局長の方が、話したり接したりしていてやりやすいんじゃないかと思う。なじみやすいっていうか。今回だって、松田&相沢が引く中、二人の会話は、きちんと通じ合っていた。二人だけが、同じレベルで会話をしていて、それが噛み合っている。松田や相沢がいい加減だとか、そういうのでは勿論なくて皆命がけなんだけど、Lと局長の通じ合いの中には、やはり、キラ事件に対してお互いに本当に本気だ、すべてを、命や、人生さえも賭けている、という共通項があると思う。真剣さの似通いが、二人の男を通じ合わせるのよ。それを思うと、やっぱりLって、仮に年は若いのかもしれないけど、すごく成熟していて、老練で、どこかに達している大人の人格だと思う。覚悟と決意と、潔さがある。それでいて、若いから、強い情熱と信念と冒険心、自分への、ゆるぎない確信もある。か、かっこいいーー。ちょっと。Lってかっこいいでないの。ちょっとかっこよくしすぎちゃったんでないの。
そんなかっこよさと、行動の奇矯さとか幼さとかが共存してるのが、またよし。なんだ、結局Lでオチちゃったネ。